オープンキャンパス開催。ご来場、ありがとうございました。

2019年09月25日

9月21日に年内最後のオープンキャンパスを開催しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。対応いただいた教職員、そして学生スタッフの皆様にもお礼を申し上げます。

台風が近づいてきており、雨の予報だったのですが、幸いオープンキャンパス開催中は雨も降らずに、朝は寒いくらいで、過ごしやすい日でした。私は、広島キャンパスには行けませんでしたが、午前は呉キャンパス、午後は東広島キャンパスの会場を回りました。

呉キャンパスでは、来場者が来られる前に学生さんから薬学部や医療栄養学科の研究室で行われている研究のことなどを教えてもらいました。私は、専門の難しい内容を、相手のレベルに合わせて分かりやすく伝える工夫をすることが、非常に良い教育になると考えておりますので、「学生さんが研究の話をする」というのは非常に良い取り組みだと思います。薬学部では、今年度開催した3回のオープンキャンパスすべてで異なった研究室の紹介を行ったそうです。できるだけ体験型にしたこともあり、来場者の方に好評とのことでした。3月に完成した新3号館(教育会館)では利用開始に先駆けて、「陽だまりレストラン&カフェ」が仮営業を始めており、来場者の方も従来の食堂ではなく、こちらで昼食をとられた方が多かったようです。医療栄養学科の学生さんが考えたメニューもあって、私も大変おいしくいただきました。

東広島キャンパスでは、今年3月に整備が終わった講堂前の広場で、義肢装具学専攻の学生さん主体で活動しているASC(アダプテッドスポーツクラブ)が、車いすバスケのデモを行ってくれましたが、何時間も学生さんと一緒に楽しんでおられた高校生もおられました。昨年までは、この広場は駐車場でしたので、かなり違った雰囲気になりました。心理学科のイベントでは、視線追跡のプログラムを体験させてもらいました。PC画面のあちこちに現れては消えるネズミをマウスでクリックするというゲームで、その際の視線の動きを計測して、心理学的な実験をするものです。「集中していましたよ」と言ってもらえました。

両キャンパスとも体験型のイベントを多く実施しており、ゆっくりと回っておられる来場者の方も多い印象を受けました。高校1年生と2年生やその保護者の方が自分の進路を探すためにゆっくり回ってみられたのかもしれません。本学は、健康・医療・福祉分野の大学としては、専門職業人の育成数は日本でも有数の大学です。高校生の皆さんには、ネット情報や大学案内だけでなく、本学を利用して、オープンキャンパスのような体験を通じて、健康・医療・福祉分野についての理解を深め、自分に合った選択をしてもらいたいと思います。

ところで、今回は、時間の都合で広島キャンパスに行くことができませんでしたが、広島キャンパスでの学びは、来年度から東広島と呉のキャンパスへと移ります。したがって、広島キャンパスを使ってのオープンキャンパスは今回が最後でした。医療経営学科の次回以降のオープンキャンパスは、施設見学を含め、東広島キャンパスで他学科と一緒に開催することができるので楽しみです。