修学旅行で本学見学!

2020年10月26日

先日、大阪市立今津中学校3年生の皆さん47名が修学旅行で本学を来訪されました。なぜ大阪の中学校から、と思われた方もおられるでしょうが、本学を設置している学校法人常翔学園は、大阪地区に大学を2校、中・高等学校を2校設置しており、そのうち常翔学園中学校・高等学校の北尾校長先生が本学をご紹介くださり、今回の修学旅行での日程に加えて頂いたそうです。今年は、コロナ禍の中、どの学校も修学旅行にはご苦労されているようです。

当日は広島への修学旅行の初日で、10:30頃に本学呉キャンパスを来訪されました。呉キャンパスには、薬学部、看護学部、健康科学部医療栄養学科を設置しており、生徒さんたちは3つのグループに分かれて、これらの学部学科の施設見学をされました。

<薬学部>

薬学部では「医療薬学研究センター」を見学してもらいました。最近薬剤師を主人公とした漫画がドラマ化されたこともあって、興味深かったのではないかと思います。実習室のクリーンなエリアに出入りする際のエアカーテンは、特に印象に残ったようです。対応した教員からは「薬を正しく調合するのは当たり前」「今はその人その人にあったものを親身になって考えなくてはいけない」「人間力を鍛える教育が重要」というようなメッセージを伝えました。後ろ2つのメッセージは、人工知能が発達していく中、どの領域でも重要になってきており、本学全体としても重要視している点です。

<看護学部>

看護学部では「地域・精神看護実習室」を見学してもらいました。中学生は看護師の仕事についてのイメージは持っておられたでしょうが、この実習室には在宅看護実習施設もあり、「お風呂」や「和室」があることに、生徒さんたちは驚かれたようです。この実習室では看護師・保健師の仕事について、実習器具も使いながら紹介しました。実習用の赤ちゃん人形を抱いた男子中学生からは「え?意外と重い!」というような声も聞かれました。中学生もよく知っている病院での看護師さんとは違った看護師や関連した仕事について学ばれたのではないでしょうか。

<健康科学部>

健康科学部医療栄養学科では、広島のプロバスケットチーム「広島ドラゴンフライズ」とコラボを始めたりと、スポーツ栄養の分野にも力を入れており、整備したばかりの「スポーツラボ」を紹介しました。「スポーツラボ」には体の水分量や筋肉量を測定する測定器や、スポーツ選手向けの食事メニュー例などを設置しております。また、本学の学生が企業と連携して開発しているメニューの紹介もしました。「スポーツ」「食事」と身近な話題ですので、生徒さんたちもリラックスして話を聞くことができたようです。

<お昼ご飯>

「スポーツラボ」を設置している昨年新築した建物である3号館(教育会館)1階には、「陽だまりレストラン」を設置しています。生徒の皆さんにはここで昼食をとってもらいました。3種類のメニューを用意して食べてもらいましたが、当日は秋晴れということもあり、テラスで昼食をとられる姿も見られました。「陽だまりレストラン」は、照明や席も工夫しており、一般のレストランのような雰囲気となっていますので、満足してもらったと思います。本学の食堂がすべてこんなイメージと誤解されても困りますが。ところで、「陽だまりレストラン」は通常であれば、一般の方も対象として営業しているのですが、現在はコロナ禍のため、通常営業はしておりません。したがって、食事も生徒さんと引率の先生の分しか用意しておりませんでしたので、バスの運転手さんや添乗員さんの食事が用意できず、申し訳なかったと思います。

<楽しい修学旅行を>

昼食後、生徒さんたちはバスに乗り込んで宮島へ向かわれました。バスに乗り込んでいかれる時には「ありがとうございました」と気持ちの良い感謝の言葉をいただきました。

宮島といえば、大鳥居、厳島神社ですが、現在は工事中で、「ちょっとがっかり」と感じられたかも知れません。ですが、普段は近くで見ることのできない、大鳥居の上にかかっている額「扁額」が展示されているなど、貴重な機会でもあります。生徒の皆さんには、コロナ禍の中での修学旅行ではありましたが、広島でいろいろと経験・体験をしてもらい、楽しい旅行・いい思い出となったことと思います。

本学では、今年はコロナ禍のために中止としましたが、毎年小学生を対象としたイベントを開催しております。また、今年も10月初旬には東広島キャンパスで地元の小学校の見学を受け入れるなど、高校生はもちろんですが、小中学生の皆さんにも、健康や医療に関する職業を理解してもらったり、科学に触れてもらったりする機会を作っております。できる範囲で対応しますので、何かあればご相談ください。