学位記授与式!おめでとう

2021年03月17日

3月15日に学位記授与式(卒業式)を挙行しました。卒業生、修了生の皆さん、おめでとうございます。皆さんが元気で活躍されることを、心より祈っております。

なお、卒業生・修了生の皆さんから、東広島キャンパスでは桜の木、呉キャンパスでは新築したクラブハウスに時計を寄贈していただきました。ありがとうございました。大切にしていきます。

<密を避けての学位記授与式実施>

今年度の学位記授与式は、密にならないように、学科・専攻等に分かれて、さらに午前・午後に分けて、学生さんと教職員だけで行いました。私からの式辞は事前に録画して、配信する形としました。昨年度も同様の形式でしたが、今年度はご家族の来校が非常に少なかったようです。昨年度が日曜日、今年度が月曜日、ということもあるでしょうが、コロナへの付き合い方について、理解が進んでいるということもあるのではと思います。式場内の様子は、ライブで配信し、結構な人数の方に見て頂きました。個人情報保護の観点から、音声をミュートとした時間が長くあった上に、式場の後方にカメラを固定しての配信でしたし、式場によってはマイクの感度が悪くて聞き取りにくい場面もあったようなので、改善すべき点が多々ありはしましたが、映像から雰囲気はわかっていただけたかと思います。

<私からの式辞内容紹介>

2020年度は、コロナ対応に追われた一年でした。そのような中、社会が「withコロナ」「afterコロナ」へ向けて前進をする年、変化する年ともなりました。それを受け、卒業生の皆さんには、「変化を恐れずに挑戦して欲しい」とお願いをしました。それに関連して知っておいて欲しいこととして、人には「思い込みなどで、非合理な判断をしてしまう心理現象」があること、「一見無駄にも思える変化をすることが生物の生き残りや進化の戦略」であることをお伝えしました。前者では、ビジネス分野でよく用いられる「ゆでガエル」現象や「現状維持バイアス」、後者では5億年以上前に生物の多様性が爆発的に進んだ「カンブリア爆発」を例として紹介しました。式辞内ではお話しませんでしたが、日本人はリスクを過剰に避ける傾向にあと言われます。その意味でも、私たちは「変化しないのが最大のリスクである」という事を意識しないといけません。本学の卒業生には進んでリスクをとる気概を持って、挑戦をし続けて欲しいと願っています。

<式典が終わって>

近年の卒業式の服装は、女性は華やかな袴、男性は黒のスーツが一般的です。入学式では、男女ともスーツが一般的ですので、入学式と比べて卒業式は華やかです。写真は午後1時前の東広島キャンパス講堂前の様子ですが、午前10時からの式典で学位記を授与された卒業生が大勢写真をとったり、おしゃべりをしていました。密を避けるために在学生は入構禁止としていますし、ご家族の方も少ないのですが、それでもかなりの人です。私も、何枚か記念写真に加わりました。ところで、学位記を上に掲げ、横一列に並んで、後姿の写真をとっている姿があちこちで見られました。女性が多かったので、袴の後ろを撮影しようというものだろうと推察しますが、新鮮でした。

卒業生・修了生の皆さんには、これからも本学を応援してくださるようにお願いいたします。また、機会を見て、近況報告に母校を訪ね、成長した姿を見せてもらえればと思います。本当に、おめでとうございます。