中国リハビリテーション研究センターと協定締結!

2021年09月10日

依然として新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっており、リアルでの交流に制限があるなか、北京にある中国リハビリテーション研究センターと本学とで協定を締結することとなり、オンラインでの調印式を開催しました。

中国リハビリテーション研究センターとは、2012年から本学総合リハビリテーション学部の山路教授を中心として交流があり、2015年には本学総合リハビリテーション学部と中国リハビリテーション研究センターとの間で学術教育に関する協定を締結しました。協定前を含めこれまでに約20名の本学の学生さんがセンターを訪問し、中国でのリハビリテーションや中国文化を学ぶなど、中国リハビリテーション研究センターには大変お世話になっております。このように、両者の間で、学生さんや教員・研究員の交流を進めていくなか、次のステップとして大学との間で協定を結び、リハビリテーション分野だけでなく、福祉など他の分野での交流も推進していこう、ということになり、この度の協定締結となりました。

前回の協定締結は私が学長に就任する前で、中国リハビリテーション研究センターの皆さんが広島へ来られての調印式でした。今回は私どもが中国を訪問する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のためにオンラインでの調印式となってしまいました。しかし、こうして無事に調印式が開催できたこと、本当に嬉しく思います。

調印式には中国側から13名が出席しておられましたが、式の間マスクをしている人はおられませんでした。本学では、短時間の集合写真時を除いて、全員がずっとマスクをしておりましたので、日本とはかなり異なる状況であることがわかります。昨年6月に、中国からマスクを寄贈してもらい、オンラインでの贈呈式で感謝をお伝えしたのですが、その際に「中国ではマスクは必要なくなった」と言っておられたのを思い出します。

この度の調印式では、双方から新型コロナウイルス感染症が1日でも早く収束し、リアルにお会いしたいと発言がありました。本学では多様な人々との交流が学生さんの成長、地域の健康・しあわせに重要であるとの認識から、いろいろな交流や連携に取り組んでいますが、若い学生さんにとっては、文化が大きく異なる海外での経験は貴重です。学生さんの交流の機会を拡げるため、 昨年3月に、副学長らとともに中国の寧波市や西安市を訪問して、本学の学生さんの留学や本学への留学生受け入れについて協議する予定だったのですが、その際には中国での新型コロナウイルス感染症拡大のために中止となったのは残念でした。 オンラインで本学と海外の学生間交流を行ったりはしていますが、現地の雰囲気まではなかなか感じることができないので、早く行き来できるようになることを願っています。