レンズが見つめた命の現場 ~もうひとつのスーダン~
10月15日(金)、呉キャンパスメディアホールにて、カメラマン内藤順司氏の講演会「クローバープログラム レンズが見つめた命の現場」が開催されました。参加者は学生33名、社会人44名、教職員11名の88名でした。参加者は、スーダンの人々の写真や現地の話を聞いて、命の尊厳の課題に向き合い、「何か自分にできることはないか?」「何をやりたいのか」を考えていくきっかけになったようです。
スーダンで医療活動を行う日本人医師、川原尚行氏を取材する内藤順司氏。その内藤氏の講演会を企画・開催し、彼が見たスーダンでの現状や川原医師の活動を通して、命の大切さ、福祉医療の仕事に携わる意味について考え、今何ができるのか、何を目指すのかを見つめる機会を、福祉医療に深く携わる広島国際大学の学生に、提供することを目的とし、講演会が開催されました。
「もうひとつのスーダン」は,「どんな紛争地にも愛ある暮らしがある.テロ支援国家とか決めつけて偏見をもつのではなく,純朴に生きる人々を伝えたい」という意味だそうです.とても尊いことだと思いました.歌手の撮影で身を立てた内藤さんが,50代に入り、仕事以外で子供達に誇れるライフワークを求めた結果、たどり着いたのが「命の尊厳」とお聞きして、超一流だと感嘆しました.スーダンの撮影も,忙しい撮影スケジュールの合間を縫って,私費で取り組んでいるそうです.
内藤さんは言います.「写真は出会いだ.よいシーンに出会いさえすれば,プロはイメージ通りの写真が撮れる.だから,出会いを求めている」と.砂漠の国で,黄色を基調とするモノトーンな背景の中,子供達の澄んだ瞳や川原医師の笑顔が印象的でした.
(水野正紀)
「大学教育・学生支援推進事業」学生支援推進プログラム イベント一覧
文部科学省では、平成21年度から「大学教育・学生支援推進事業」を実施しています。
本事業は、各大学等における教育効果が見込まれる取組に対し、広く社会に情報提供するとともに、重点的に財政支援を行なうことにより、高等教育の質保証の強化に資することを目的としています。
特に、【テーマB】学生支援推進プログラムは、就職支援の強化など総合的な学生支援を趣旨としています。 本学ではこの採択を受け、本取組の発展に尽力し、学生支援と就職支援をつなぐ新しい学生支援体制を構築します。
- ① 2011年度
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○ 絵本読み聞かせ講習会
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○ 保田窯陶芸教室
○ お茶のお誘い など
- ② 2010年度
- ○ Café教室
- ○ 干し柿教室
- ○ レンズが見つめた命の現場 ~もうひとつのスーダン~ など
最終更新日:2012年4月18日