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大学紹介

カリキュラム・ポリシー

広島国際大学における教育は、命の尊厳と豊かな人間性を基本理念とし、この理念に基づき、新しい時代が求める専門的 な知識と技術の習得を進めるとともに、健康・医療・福祉の分野において活躍しうる職業人を育成することです。この理念に基づいて、本学のカリキュラムは、 社会・技術・学術の発展に対して柔軟に対応しうる能力を高める「専門教育科目」と、社会人として見識のある知性を養う「共通教育科目」とで構成されていま す。さらに両者には、初年次教育に関する科目および専門職連携教育に関する科目を配置しています。
1)専門教育科目
健 康・医療・福祉に関わる分野で実践的な技術をもった専門職業人を育成するための授業科目です。学部・学科が定めた専門教育科目を基礎的な科目から卒業研究 へと体系的に学び、学士として必要な専門分野の知識・技術を身につけます。また、学部・学科ごとに設定された資格を取得することで、実学教育を修得したこ とへの保証になります。専門教育科目は次の2つの区分で構成されています。

 

①専門基礎科目

学部・学科が定めた基礎的な専門教育科目であり、より専門性の高い専門教育科目の修得に必要な授業科目です。

 

②専門科目

学部・学科が定めた専門性の高い専門教育科目です。学士として、必要な専門分野の知識・技術を修得するための授業科目です。
2)共通教育科目
全学に共通の授業科目で、教養科目、共通基礎、情報処理、外国語、保健体育、特講の6つの系列・分野があり、次の2つに区分されます。

 

①教養科目

教 養教育を担う授業科目です。すなわち、幅広く深い教養、総合的な判断力、豊かな人間性を涵養することを目的としています。「人間と思想・文化」、「人間と 現代社会」、「人間と科学・技術」、「国際社会の理解」の4つの領域を置き、思想・文化、現代社会、科学・技術について幅広く学び、さらに国際社会につい ての理解を深めることで、大局的視野を身につけていきます。

 

②基礎教育科目

専門教育科目と教養科目を学ぶための土台をなす授業科目です。基礎教育科目には5つの系列・分野を置き、国内外で活躍する職業人に必要な基礎知識や技術、コミュニケーション能力を身につけることを目的としています。それぞれの系列・分野は次のとおりです。

 

 

 共通基礎:学部・学科が共通に必要とする科目

 情報処理:多様な情報を収集・分析し、効果的に活用する技術を習得する科目

 外 国 語 :国際社会で活躍する職業人育成の基盤となる科目

 保健体育:健康で豊かな生活を送るために必要な運動技術・知識を習得する科目

 特      講:基礎ゼミナール、自校史教育、キャリア開発など、社会人としての基礎となる科目

学部・学科のカリキュラムポリシー

心理学部心理学科

薬学部薬学科

医療栄養学部医療栄養学科

 

学部・学科カリキュラムポリシー
心理学部
心理学科 日々変動するストレスの多い社会の中で、自己や他者のこころに積極的に関心を持ち、肯定的自己理解を有し、他者に共感的理解を示しながら、温かい人間関係を構築することができ、さらに、個人的だけではなく、人間関係を生かしながら社会の中で生じる課題を創造的に解決していくことのできる人材を育成することが教育目標です。このような自律(自らを尊重し、セルフマネジメントができる)、共感(人を尊重し、こころを理解できる)、協働(人と社会のために、他者とともに行動できる)を旨として、心理学とコミュニケーションの幅広い専門知識と理論および技能の修得と、それを実社会における課題を解決するために活かすことのできる実践的なエキスパートを育成するために、次のようなカリキュラムを編成しています。

1)心理学の専門知識・理論を学ぶ専門科目群、学内の演習・実習、学外実習を系統的に学ぶことができます。

2)コミュニケーション学の専門知識・理論を学ぶ専門科目群、学内の演習・実習、学外実習を系統的に学ぶことができます。

3)専門職大学院と連携して臨床床心理士を目指す履修モデル、医療福祉系への就職を目指す履修モデル、企業への就職を目指す履修モデルの、社会的実践の場を意識できる3つの履修モデルを学ぶことができます。

4)専門職種間の連携教育のための関連科目を年次を通して学ぶことができます。

5)ディプロマポリシーの中で専門科目だけでは十分な対応できない国際的多様性や生涯学習については、幅広い教養科目である共通教育科目で学ぶことができます。

薬学部

薬学科 教育目標は、「くすり」を中心とした学術領域を柱に据え、人にやさしい社会を創造し、地域医療に貢献できる薬剤師の養成です。新しい時代が求める高度で専門的な知識や技能の修得に留まらない、高い倫理観を備え豊かな人間性を持った「人間としての薬剤師」の養成を実現するために、以下のカリキュラムを編成します。
 
1)医療人としてのヒューマニズムや倫理観の育成
共通教育科目を学ぶことで、幅広い教養を身につけるとともに豊かな人間性を育みます。さらに「薬学へのいざない」「薬学概論」「医療倫理・医学概論」「社会集団と健康」「患者情報」「社会と薬学」「総合医薬科学」などの各種講義科目、「早期臨床体験」などの演習科目、および「実務事前実習」「学外実務実習」などの実習科目により、入学から卒業までを通して医療人としての倫理観やヒューマニズムの育成を図ります。
 
2)専門職連携に貢献できる幅広い総合的な知識の育成
高度で先進的な医療の現場において、薬剤師が医療に貢献しかつ自分の専門職能を最大限に発揮するためには、医療に係る他専門職との連携が必須であり、他専門職への理解と基本的知識、およびコミュ ニケーション力が要求されます。自立的能動的な学修科目である「チュートリアル」「専門職連携教育(IPE)」および「総合医薬科学」や「実務事前実習」などを通して、これらチーム医療に欠かせない教養や基礎力、コミュニケーション力を身につけます。
 
3)薬剤師としての基本的技能と態度の育成
薬剤師として薬物療法の分野に貢献するために は、専門職業人としての信頼できる技術と判断・評価力、および医療人としての真摯で節度ある態度が必須です。「早期臨床体験」などの演習、および「実務 事前実習」や「学外実務実習」などの各種実習科目を通じ、薬剤師として要求される基本的技能や態度を身につけます。
 
4)科学的根拠に基づき問題点を発見し,解決する能力
「くすり」は扱い方を間違えれば「リスク」が高まります。薬剤師としての職能を確実にかつ有効に遂行するためには、予測力や判断力、並びに改善するための観察力等が要求されます。いいかえれば、”薬剤師研究者”として自覚を持つことが重要です。 薬学教育のモデル・コアカリキュラムに準拠した統合型カリキュラムを通じ、科学的根拠に基づき問題点を発見し,解決する能力を身につけます。

医療栄養学部

医療栄養学科

『食』を科学的に学び、『食の力』で健康の維持・増進を図る担い手である管理栄養士の養成をめざすとともに、既存学部における健康・医療・福祉分野での教育・実習の実績を活かしながら、他学部・他学科あるいは地域社会と連携した独自のカリキュラムを展開することで、医療人として高度な専門的知識や技能のみならず、高い倫理観を備え豊かな人間性を持った「管理栄養士」の養成を実現します。
この目的を達成するために以下のカリキュラムを編成します。

 
1)医療人育成に向けた共通教育科目および専門教育への導入を目的とする基礎教育                                  
 共通教育科目では個々の豊かな人間性を育み、さらに入学早期から専門職としての管理栄養士に対する意識付け教育を実践します。この分野には、「チュートリアル」、「管理栄養士概論」、「早期体験学習」および「臨床医学概論(医療倫理)」を配置して実際の現場を体験しながら管理栄養士としての心構えを学び、さらに、多職種との専門職連携教育(IPE)をカリキュラムに配置することでコミュニケーション能力を養いながら管理栄養士の役割ならびに他の職種を理解する力を育みます。   

2)管理栄養士としての知識と技能を育成する専門教育
 専門的な知識の十分な理解を図るため、専門基礎分野に「生物有機化学」「栄養化学実験」を追加し、有機化学の理解を深めるとともに、「調理学」に関連する実習を3単位として調理科学的理解を深める工夫をしています。専門応用分野では、「臨床栄養学」分野の「医療・福祉・介護と栄養ケア」「栄養ケア技術実習」「疾病別栄養管理実習」で医師、看護、福祉分野教員とのオムニバス教育を取り入れ、社会的ニーズに対応できる質の高い管理栄養士教育をめざします。

3)社会をリードする人材を育成する教育
 高齢化、疾病の複雑化・重症化が進行する中、薬の知識や介護・福祉の知識を取り入れた管理栄養士教育が必要となっています。そこで、専門基礎分野に「感染症とその薬」の科目を追加し、管理栄養士専門科目の外に「食医特論」分野を設けています。この分野には「栄養薬学」「薬食同源思想」「薬膳実習」の薬と栄養の知識の融合をめざす科目と「食医養生論」「在宅栄養管理・食の力開発論」「ソーシャルマーケティング論」の介護・福祉との連携教育科目を設定しています。4年次では、総合専門演習や専門職連携演習を配置し、科目別で学修した専門知識を大局的な視点で理解できるようにしています。

最終更新日:2015年4月1日