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広国教育スタンダード

はじめに

 広島国際大学は2013年度より医療とこころの専門職業人を育成する健康・医療・福祉の総合大学としての新しい歩みを始めました。本学の母体である常翔学園の建学の精神は、世のため、人のため、地域のため、理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人を育成する。この建学の精神にしたがい、本学は「ひととともに歩み、こころに届く医療を実践する人材の育成」を行います。その目的を達成するため、本学の教育を統括する組織として「総合教育センター」を設置しました。このセンターの設置に伴い、医療とこころの総合大学としての特色を生かした教育の枠組みを示すため「広国教育スタンダード」を設定します。

 「広国教育スタンダード」は、健康、医療、福祉の分野において広島国際大学がめざす教育、育てる人間像に向けての、教育に関する基本方針、それを実現するための全学的な教育方法ならびに目標到達の検証方法を定めたものです。

 

1.教育に関する基本方針

 広国教育スタンダードの教育に関する基本方針は、5つのディプロマポリシー(DP)にもとづいた人材の育成にあります。

  1)命の尊さを理解し、ひとを思いやる豊かな人間性を持った人材

  2)専門的な知識や技術を身につけ、社会で活かすことができる人材

  3)他人を尊重し、協力しながら問題を解決できる人材

  4)地域社会から国際社会までの多様な価値観を理解できる人材

  5)生涯にわたり学び続け、時代の変化に対応できる人材

 本学の教育ではこれらの人材を育成するため最も重要視する点として、教えられる教育から、自ら学び、自らの成長を実感できる教育をおこないます。すなわち、自ら問題点を見つけ、解決していく過程を通して社会で力強く生きるための人間力を育むことができます。

 

 

2.ディプロマポリシー実現のための方法

(1)様々な教育プログラムからなる教育

 本学の教育科目は正課カリキュラムとして、専門職業人となるために必要な知識、技術を学ぶ専門教育科目、および医療人としての人格形成を行うための教養科目と基礎教育科目からなる共通教育科目、さらに本学の特色となる全学共通の科目としてスタンダード科目を設定します。スタンダード科目の中には、健康・医療・福祉系総合大学としての柱となる専門職連携教育や初年次教育のアカデミックリテラシー、チュートリアルなどを配置しています。これらすべての科目は科目系統図と各科目に付けられたナンバリングによって科目間の関係をわかりやすく表記しています。またそれぞれの科目のシラバスではその到達目標と成績評価方法を、カリキュラムマップではディプロマポリシーに対応した保証する分野を明示しています。

 一方、正課カリキュラム以外にも、就業力育成プログラムや様々な課外教育プログラム(正課補助プログラム、広島国際大学チャレンジプロジェクト、ボランティア活動、課外活動、海外研修・留学制度)を配置しており、これらのプログラムに参加する事でも、ディプロマポリシーにかかげた能力の獲得が図れるようにしています。

 

 以下に、教育の概要を示します。

 本学ではまず医療人としての人格形成を重視し、「命の尊さを理解し、ひとを思いやる豊かな人間性を持った人材」の育成のため初年次教育に重点をおきます。教養科目の国際系(グローバル社会を考える)および学際系(思想と文化を考える、現代社会を考える、科学・技術と人間生活)、基礎教育科目の共通基礎系のそれぞれにおいて、他者をいたわる心や生命に対する畏敬の念をもち、幅広い視野から物事を見たり考えたりする力を修得します。また、情報処理では医療系職業人に必要な情報処理能力を、外国語ではグローバル化に伴って必要となるコミュニケーション力を、保健体育では健康で豊かな生活を送るために必要な運動技術・知識を、キャリア教育ではキャリアをデザインし、実現するための実践力を学びます。

 さらに、スタンダード科目として「アカデミックリテラシー」では、大学や社会生活に必要な日本語能力(日本語リテラシー)や数理的思考能力(科学リテラシー)を修得します。また、本学では多岐にわたる医療系専門職業人を養成している特色を生かし、在学中を通して「専門職連携教育(IPE)」を展開し、専攻、学科、学部を超えた教育を行います。IPEでは自らの職業だけでなく、他職種についての理解を深める事ができ、その成果は将来、多職種が連携することで、さらに質の高い医療サービスの実現に貢献します。また、IPEの中では医療人として必要な基礎的人命救助法(BLS)の修得も行います。さらに「地域創生論」(ボランティアについての知識,技術を含む)や「防災・危機管理学」などを学び、地域貢献に活かします。「専門職連携教育」や「チュートリアル」などのグループ学修や少人数クラスを通じて学生が自ら問題点を見つけ、解決する能力や、コミュニケーション能力を育みます。

 一方、本学に設置した多くの学科、専攻においては、それぞれの分野の専門職業人となるために、専門知識の修得(専門教育科目)は欠かせません。この専門知識の修得のための準備として、初年次から、専門基礎科目を配置し、それと共に苦手な分野を克服し、得意な分野を伸ばすことを目的とした正課補助プログラムを設け、すべての学生が抵抗なく専門教育科目に進めるよう配慮します。さらに就業力育成プログラムの一部では、高い職業意識と能力の育成を目指します。

 一方,正課カリキュラム以外の課外教育プログラムとして、広島国際大学チャレンジプロジェクト、ボランティア活動、課外活動への参加を正課外活動として認定します。さらに「多様な価値観を理解できる人材」の育成を図るため海外研修・留学支援を行います。本学の学生はこれらの課外教育プログラムの中から自身にあったものを選び、積極的にこれらのプログラムに参加することによって「自ら成長する」ことができます。

 

(2)効果的な授業、学修形態からなる教育

 本学では、正課カリキュラムの中で前期(16週)、後期(16週)の二学期をさらにそれぞれの前半(第1クォーター、8週)、後半(第2クォーター、8週)に分けた授業も積極的に取り入れます。短期間で学修した方が学修効果の高い授業に関しては、8週で完結することにより、集中して学修することができます。また、同時に受講する科目数も少なくなることで学修の負担も軽くなります。時間をかけて学ぶ科目については、従来どおりの16週でおこなうことで、それぞれの科目に合った効果的な学修ができます。

 さらに、授業時間以外の学修時間を確保するため、1年間で履修できる単位の上限を定めます。授業の電子化(ICT化:Course Powerの利用、普及)や、自修スペース(ラーニングコモンズ)の拡充を進め、学生が自ら学び、そして互いに学び合える環境を整備します。

 

(3)入学前、卒後教育プログラム

 さらに広国教育スタンダードでは、本学で育成する人材を社会に送り出すために、その道を目指す人材の発掘も重要と考えています。本学では子ども向け体験講座、高大連携、地域連携などの各種入学前プログラムを通じて社会が必要としている健康、医療、福祉の分野における職業をより多くの人に知ってもらい、有能な人材を発掘、育成することにより社会に貢献します。また、本学の教育は生涯教育として、社会人対象の学び直し講習会、卒業生による講演会などの卒後教育プログラムとして生き続けます。

 以上のように、本学における教育スタンダードは在学中の教育だけではなく、世のため、人のため、地域のために生涯にわたって学び続ける教育も目指しています。

 

 

3.目標到達の検証方法

上記に示した本学の教育目標は以下の方法によってその達成度を評価、検証します。

(1)シラバス、グレードポイント(GP)制の活用

各教科のシラバスにはその授業の到達目標、評価法を明記し、GPによる客観的評価を導入します。GPの評価においては、S:100-90点(特に大きな成果がみられた)、A: 89-80点(大きな成果がみられた)、B:79-70点(成果がみられた)、C:69-60点(一部成果がみられた)を合格、D:59-30点、E:29-0点を不合格とし、それぞれの評語にS=4, A=3, B=2, C=1, D,E=0の評点を与えます。そして、各教科のカリキュラムマップには具体的な到達目標とその授業の保証するディプロマポリシーの項目を明示し、それらを点数化して評価することで、一人ひとりの学生が目標を達成する指針とします。

さらに正課カリキュラムだけではなく、課外教育プログラム(広島国際大学チャレンジプロジェクト、ボランティア活動、課外活動、海外研修・留学)への参加も評価の対象とし、本人の活動記録として残します。

 

(2)ポートフォリオの活用

自ら問題を見つけ、計画を立てて問題解決をはかり、自己評価をおこなってさらに自らを成長させていくことを目指し、学生一人ひとりが自己の目標を定め、それに向かっての活動・成長記録を入学時から卒業まで作成するポートフォリオを導入します。

これにより、自身の成長過程を実感することができます。

 

(3)アカデミック・アドバイザー制度

きめ細かな学生指導のため、チューターがアカデミック・アドバイザーとなり、在学中を通じて履修指導、学修支援・生活相談を行います。学生一人ひとりに対して、GPA制度の考え方、学業への取組み方へのアドバイスなど学生生活全般についてサポートすることで、目標到達度を学生と共有します。

 

(4)その他

教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組(faculty development: FD)として、学生の満足度調査や、授業公開などを行います。これらの結果を用いて教員が自らの授業を振り返り、さらなる改善に役立てます。


最終更新日:2017年3月1日