リハビリテーション学科

言語聴覚療法学専攻

教員紹介


國末 和也(くにすえ かずや)  教授
学位・資格 博士(医学)言語聴覚士
専門分野 聴覚障害学、特別支援教育
キーワード 学習、教育的支援、教材開発
研究テーマ 1) 聴覚障害児の学力に関与する要因
2) 教科及び自立活動の学習デザイン
3) 聴覚障害児者の認知・情報処理機能
研究紹介 研究実績一覧

自己紹介

岡山県立岡山聾学校の子どもたちとの出会いにより,難聴・ろう教育に関わるようになりました。2013年に広島国際大学で言語聴覚療法学専攻が開設されるときに異動してきました。学校教育、特別支援教育、聴覚障害が専門領域です。現在は,難聴児の学力や認知情報処理特性の研究を行っています。

教育方針

2代目桂枝雀は,「緊張の緩和」が笑いを生むとする落語理論を唱えています。教育も同様に,目標を達成するためには,「緊張」と「緩和」が重要だと考えています。そして,「学びに向かう」学生を育てたいと思っています。

担当授業

音響・聴覚心理学
音声や音響,聴覚特性に関する基礎的な事項を学びます。ホルマント周波数,音の3要素,ことばの知覚,カクテルパーティ効果等,人と人とのコミュニケーションに関連する内容です。

聴覚系障害学概論Ⅰ
聴覚の構造と機能及びその障害,聴覚検査法を含む聴覚障害の評価・診断に必要な基礎的事項について学びます。

聴覚系障害学概論Ⅱ
補聴器や人工内耳の構造や機能,適応,調整,装用効果等について学びます。聴覚に障害のある小児や成人を対象とした教育,社会制度,支援について理解を深めます。

聴覚系障害学演習Ⅰ
各種聴覚検査が実施できるよう演習を行います。聴覚,構音(発音),言語,コミュニケーションに関する臨床的スキルを修得します。

聴覚系障害学演習Ⅱ
補聴器のフィッティングや人工内耳のマッピング,装用効果の評価等ができるよう演習を行います。模擬演習を通して聴覚に障害のある小児や成人に関する総合的臨床過程を修得します。

 

卒業研究

第2期生の卒業研究テーマ

  • 医療オノマトペの可視化における有用性
  • 疑似難聴がもたらす心理的負担とアイデンティティ形成 -聴こえる世界と聴こえない世界の違い-
  • 視覚と聴覚が文章理解及び記憶に与える影響
  • 難聴者支援アプリの有用性
  • 日本の補聴器満足度の向上を目指して -ドイツの補聴器満足度との比較-
  • 補聴器の機能・デザインの変化とこれから望まれる補聴器
  • 聴導犬と聴覚障がい者の社会参加
  • 難聴医療への言語聴覚士の関わり
  • 認知処理教材の学習効果の検討

第1期生の卒業研究テーマ

  • わが国におけるダウン症児者への指導に関する研究動向
  • 障がいに対する認識度と理解度 ―中学校・高等学校教員への意識調査―
  • 難聴児と聴児の日本語表現における文法的不適格性の比較
  • 難聴児の自己意識と親の理解度 ―難聴児の保護者のアンケートから―
  • SD法を用いた音声の主観的評価 ―聴者を対象にした騒音下聴取からの検討―
  • 補聴器装用時の心理的支援法 ―補聴デバイス装用に関するアンケート調査―
  • 音楽聴取が心身に及ぼす影響 ― 3種類の環境を比較して―

経歴

1997年 兵庫教育大学大学院学校教育研究科障害児教育専攻修了 修士(学校教育学)
2006年 岡山大学大学院医歯学総合研究科修了 博士(医学)
1982年 岡山県立岡山養護学校 教諭
1986年 笠岡市立北木小学校 教諭
1989年 岡山県立岡山聾学校 教諭
1998年 井原市立西江原小学校 教諭
2001年 井原市立荏原小学校 教諭
2002年 岡山県立岡山聾学校 教諭
2005年 大阪河﨑リハビリテーション大学設立準備室
2006年 大阪河﨑リハビリテーション大学リハビリテーション学部 講師
2010年 大阪河﨑リハビリテーション大学リハビリテーション学部 准教授
2013年 広島国際大学総合リハビリテーション学部 教授

研究助成等

1997年 財団法人ローランド芸術文化振興財団
1999年 財団法人松下視聴覚教育研究財団
1999年 科学研究費補助金 奨励研究B
2007年 厚生労働科学研究費補助金,感覚器障害戦略研究・聴覚障害「聴覚障害児の療育等により言語能力等の発達を確保する手法の研究」アドバイザリ
2008年 平成21年度独立行政法人国立特別支援教育総合研究所専門研究(D)分担研究員
2014年 平成26年度科学研究費助成事業(科学研究費助成金 基盤研究(C)(一般))

業績

  1. Kazuya Kunisue,Kunihiro Fukushima et.,Longitudinal formant analysis after cochlear implantation in school-aged children,International Journal of Pediatric Otorhinolaryngology,70(12),2033-42,2006
  2. Kazuya Kunisue,Kunihiro Fukushima et.,Comprehension of abstract words among hearing impaired children,International Journal of Pediatric Otorhinolaryngology,71(9),1671-79,2007
  3. 國末和也,福島邦博,S-P表分析による聴覚障害児の抽象語理解,大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, 第4巻,pp19-35,2010
  4. 國末和也,聴覚情報処理に関する困難さの類型,大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, 第5巻,pp71-84,2011
  5. 公益財団法人テクノエイド協会,聴覚障害児の日本語言語発達のために~ALADJINのすすめ~「聴覚障害児の学習習熟度~標準学力検査(CRT-Ⅱ)の結果から~,2012
  6. 本田夕真,國末和也,聴覚障がい児の比喩・皮肉理解力,ろう教育科学,53(4),pp175-184,2012
  7. 國末和也,高見晴寿ら,聴覚障がい児のための教材・教具開発支援-認知処理特性を活かす言語学習,大阪河﨑リハビリテーション大学紀要, 第7巻2号,pp15-25,2013
  8. 國末和也,高見晴寿ら,聴覚障がい児の発話明瞭度と装用閾値との関連,ろう教育科学,55(3),pp109-124,2014
  9. 國末和也,上原七重ら,認知処理特性を活かした授業デザイン,ろう教育科学 58(1) ,pp73-92,2016
  10. 國末和也,津島靖子ら,テキストマイニング分析による臨床見学実習までの学修動機と自己課題,広島国際大学総合研究センター紀要 創刊号,pp5-22,2016
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