2018年02月14日

薬学科と医療栄養学科がコラボ開催
~骨粗しょう症に立ち向かう方法学ぶ~

1月27日、呉キャンパスで薬学科主催の市民を対象にした公開講座「骨粗しょう症になぜなるの?~発症の原因を理解して予防法と治療薬の作用を学ぼう~」を開催しました。当日は、同学科の福山亮講師の解説に加え、医療栄養学科の教員が考案した“カルシウムたっぷり!からだにやさしい彩り弁当”を提供し、昼食を食べながら学ぶという、公開講座では初めての試みとなりました。

骨粗しょう症は、骨が脆くなり骨折しやすくなる病態。体内では、99%が骨に含まれているというカルシウムは、健康な骨を維持するために不可欠です。カルシウムは骨の形成以外にも血液を伝って、筋肉の収縮や神経の情報伝達など、身体のさまざまな機能に重要な役割を持つため、血液中で一定の濃度を保つ必要があります。カルシウムが不足すると骨からも補われるのですが、このバランスが崩れると、骨粗しょう症発症の主な原因となります。講座では図やデータを用いて発症原因を分かりやすく解説した後、治療薬や骨の減少を予防する仕組みなどについても説明がありました。

骨粗しょう症の発症原因や予防法を分かりやすく説明する福山講師

またこの日の弁当は、強い骨を維持するための食材を使用し、1日のカルシウム摂取推奨量の1/2以上を含んだもので、考案した木村留美講師(医療栄養学科)が、食材に含まれる栄養素について詳しく解説しました。

彩りも鮮やかな弁当

本学は今後も学部の垣根を越えた公開講座を開催し、市民に役立つ情報を発信します。

広報室