2018年03月05日

黒瀬高校対象の高大連携事業「学びの体験講座」実施

2月21日と23日、広島県立黒瀬高校の1・2年生を対象に、「学びの体験講座」を実施しました。9つの学科・専攻が1コマ50分のオリジナル講義を1日2コマ開講。生徒が高校の授業と同じ時間設定で、興味のある講義を選択して受講するスタイルは、本学が実施する高大連携事業で初めての試みです。

講義は大きく分けて、座学型と体験型の2種類。座学型の医療経営学科「社会の病気を治すには?」では、「健康って何?」「病気って何?」という教員の問い掛けに、生徒は頭を悩ませながら回答していました。答えが一つではない問題について多角的な視点で考えていく講義を、一足先に受講しました。
体験型の作業療法学専攻「運動学」では、何気ない日常動作が実は高度な機能に裏付けられていることを、体験しながら学びました。目をつぶって、片足立ちをしたりその場で足踏みをしたり。目を開けている時より長時間立てない、足踏みの間にどうしても移動してしまうといった現象は、実は視覚が体の平衡感覚に重要な役割を持っていることを示しています。生徒は教員の解説に、「そうなんだ」と驚き、興味深く聞き入っていました。

生徒に問い掛ける早川佐知子講師(医療経営学科)

目をつぶった片足立ちの難しさを実感

本取り組みは、高校生の進路選択の一助になればと企画しました。今後も高校のニーズを把握しながら、高大連携事業を進めます。

広報室