2018年06月21日

サマーカレッジ2018(第1回目)を開催いたしました!

本学東広島キャンパスのオープンキャンパスと時を同じくして、6月17日(日)に、広島国際大学心理学部と東広島市との共催で市民生涯学習講座サマーカレッジ2018を開講いたしました。

この市民講座は2007年度から毎年恒例でおこなわれており、今回は東広島市をはじめとする広島県内に在住されている45名の参加がありました。

午前中は、心理学部 心理学科 首藤祐介 講師の 『行動から考える心の健康』、

午後からは、心理科学部 臨床心理学科 正司強 講師の 『美術作品をつくってみる』、

そしてオープンキャンパスと共催企画の模擬講義、
心理学部 心理学科 大藤弘典 講師の 『道に迷わないための心理学』

または、学内施設見学(オープンキャンパスイベント)をおこないました。

午前中の首藤祐介先生の講義では、誰もがこころの病気になる可能性があり、ほとんどの場合それが予期できないことをお話しされました。
そして、その予防や解消のために、健康行動を増やし、不健康行動を減らすことを学びました。
講義の後半では、参加者それぞれの健康行動(すぐに実践できる趣味や行動)を、グループワークで楽しみながら1つ1つ確認しました。

 

首藤祐介 講師による講義

首藤祐介 講師によるグループワーク   

 

午後からは、心理科学部で芸術系の科目を担当している正司強先生といっしょに、フロッタージュ(凹凸面に紙を置いて鉛筆でこすり出し、図柄を紙面に浮かび上がらせる芸術手法)による美術作品をつくりました。

参加者は作品に使えそうな凸凹をさがすため、教室から外へ飛び出していき、30分後、それぞれが素敵な題材をフロッタージュして、笑顔で教室に戻ってこられました。
芸術には好奇心が大切だそうです。(笑)そして残りの30分で装飾をほどこし、日付やサインなどを記入し、額に入れ、それぞれの芸術作品を楽しみました。

 

正司強 講師による講義1(はじめ)

正司強 講師による講義2(凹凸を求めて!)

 

正司強 講師による講義3(発見した芸術的な凹凸!?)

正司強 講師による講義4(完成に向けて!)

 

 

また、大藤弘典先生の模擬講義では、道に迷わないためのコツを具体例を挙げて解説していただきました。
道に迷いやすい人も、迷いにくい人も、おぼえられる特徴の数はあまり変わらないらしく、如何に重要なポイント(交差点など)で目印を見つけるかが大切ということを学びました。
ちなみに、目印には、地点が特定できるもの、動かないもの、大きなもの、が良いそうです。

 

大藤弘典 講師による講義1(はじめ)

大藤弘典 講師による講義2(解説)

 

参加者の皆様からは、「こころの健康行動を増やします。」「毎日を見直すきっかけになった。」「凸凹をこすることが美術作品になるとは驚きです。」「地図を見る習慣をつけようと思います。」「すべてよかったです。帰って実践します。」「どの講座も楽しく、久々に脳を刺激できて良かったです。」
などたくさんの声をいただきました。ありがとうございました。

第2回のサマーカレッジ2018は7月28日(土)に開催致します。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

次回のサマーカレッジ2018では、
『健診からはじまる生活習慣病予防』 東広島市役所健康増進課 主査 江川美香、保健師 梶原晴香
『どうしてそんなこと言ったりしたりするの? ~発達障害について~』 心理学部 心理学科 准教授 伊藤啓介 【この講座は心理学部の卒業後教育講座としても開催いたします。】
模擬講義『「こころ」と「社会」の「つながり」』心理学部 心理学科 准教授 西村太志 または学内施設およびイベント見学などを予定しております。

 

第2回の詳細は下記URLにてご覧になれます。

http://www.hirokoku-u.ac.jp/information/2018/25283/26260.html

心理科学部 臨床心理学科 准教授 大西 厳