2019年05月24日

学生が大会運営の補助を通してパラアスリート支援のあり方を学ぶ

5月19日、広島県立びんご運動公園陸上競技場(尾道市)で「第13回広島県障害者陸上競技大会」が開催され、本学ASC(アダプテッドスポーツクラブ)と医療福祉学科の学生が参加しました。

ASCメンバーのうち義肢装具学専攻の学生5人は、車椅子や義足のトラブルに対応できるリペアブースを出展。あらゆる工具を整え万全の態勢で臨みました。
「車椅子のブレーキが利きづらいので直らないか」
「タイヤに空気を入れてほしい」
学生はブースを訪れた選手のニーズを把握するためにコミュニケーションを図りながら、迅速に対応していました。学生にとって、使用者の声やさまざまなタイプの車椅子などに触れる貴重な機会となりました。

車椅子ブレーキの利き具合を確かめながら微調整
調整した結果を選手に丁寧にフィードバック

選手の誘導や競技の進行補助など、大会全体の運営補助は、医療福祉学科の学生とASCメンバーが他のボランティア団体と協働して実施。スムーズな大会運営を支えました。トレーナーブースではASCメンバーのうち理学療法学専攻の学生が、選手にストレッチを施すプロトレーナーの指導の様子を間近で見学し、今後の学びの糧としました。

大会への参加を通して学生は、パラアスリートへの支援のあり方について理解を深めることができました。彼らが、障害者のイキイキとした活動を支援できる専門職になることを期待します。

広報室