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第6回2014.05.28更新

山口県介護研究セミナー

2007年から始まった介護研究セミナー

山口県介護研究セミナーが始まったのは、2007年のことです。介護教員講習会で私の「研究方法」の授業を受講なさっていた山口県介護福祉士会の鳥居紀子会長からお声掛けがあり、「現場の介護福祉士による研究活動を何とかして盛り上げたい」というその熱意に共感し、介護研究セミナーをスタートして早7年余り、今年度には、もう第7期の研究セミナー参加者の方々が、介護福祉現場での様々な課題に取り組んだ、その研究成果をまとめつつあります。

矢原 隆行 教授

医療福祉学部 医療福祉学科

現場の介護福祉士によるたくさんの成果

こうした山口県介護福祉士会の取り組みは、全国的にみても先駆的なもので、毎年の介護研究発表会には、他職種の方や県外の方も含め、多くの聴講者が参加されます。また、このセミナーを通して、全国学会での研究発表、専門誌への論文投稿といった研究成果をあげたり、その研究経験を活かし、チューターとして後進のサポートに取り組む人たちも育ってきました。なかには、大学院進学を決意し、さらに専門的な研究に取り組み始めた方もいます。

さらに、こうした山口県介護福祉士会での取り組みは、そこで蓄積されてきた知見を活かしながら、広く各地の都道府県介護福祉士会において取り組むことが可能な臨床介護福祉研究支援の方法を構築するため、2011年度、日本介護福祉士会のモデル事業(滋賀県介護福祉士会を舞台に実施)につながり、今ではより広い地域で展開されつつあります。

セミナーの様子1

介護福祉士による研究活動の活性化に向けて

資格取得を一つの目標として勉強している学生の方々には、遠い先のことのように思えるかもしれませんが、専門職は、国家資格を取得するのがゴールではなく、それをスタートとして、さらに学び、試行錯誤しながら、自分たちの実践をより質の高いものにしていかねばなりません。その際に、同じ専門領域に関心を持つ仲間同士が、その問題意識や知識・技術を共有して切磋琢磨していく研究活動の場として、今後も各地でこうした取り組みが広がっていくことを願ってやみません。

この10月には、山口県で日本介護学会が開催されます。介護福祉を学ぶ学生の皆さんもぜひ現場の介護福祉士の方々の活躍を見に来てください。

 

【参考URL】http://www.yamaguchi-kaigo.jp/about/archive.html(山口県介護福祉士会の研究論文アーカイブ)

セミナーの様子2

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