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グエン・ドク客員教授が平和・命の尊さテーマに講演

2018年8月7日掲載

昨年本学医療福祉学科の客員教授に就任したグエン・ドク氏が、7月27日から30日にかけて来日しました。28日には、就任後初めて広島キャンパスで学生・一般市民を対象に講演し、約150人の来場者が耳を傾けました。

講演するドク氏

ドク氏が“ベトちゃんドクちゃん”として、日本で広く知られるようになったのは、7歳の時に日本の病院で受けた分離手術がきっかけでした。ドク氏は日本に対する感謝の気持ちから、ベトナムと日本の友好関係維持に尽力してきたといいます。特に日本の優れた福祉・教育制度に高い関心を持つドク氏は、ベトナムの人々が日本の大学で学んだり、医療・福祉分野で働けるよう、支援活動を続けています。

47回に上る来日のうち、広島への訪問は今回で2回目。広島の人々が原爆投下によって受けた被害と度重なる植民地支配や戦争に苦しんだベトナムの歴史に触れ、

「若い人たちももっと歴史に興味を持ち、戦争の悲惨さや平和と命の尊さを感じてもらいたい。ともに過去を乗り越えてがんばりましょう」

と来場者に呼び掛けました。

同学科では今後もドク氏の講演を予定しています。


広報室