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臨床検査学専攻4年の和田恵理子さんが「第1回JACLaS Award 2019」で優秀演題賞(学部生部門)を受賞

2019年10月3日掲載

和田恵理子さん(臨床検査学専攻4年)が、日本臨床検査自動化学会(JSCLA)と日本臨床検査機器・試薬・システム振興協会(JACLaS)が、臨床検査技師を目指す学生の研究を表彰する「JACLaS Award 2019」で優秀演題賞(学部生部門)を受賞しました。同部門の受賞者は5人で、中国・四国地方ではただ1人選ばれました。

和田さんは、10月4日の自動化学会第51回大会の講演会で発表を行います。

作成した乳癌株に投与する物質を抽出する和田さん

和田さんの演題は「遺伝子編集技術CRISPR-Cas9を用いた薬剤耐性乳癌株の作成とその評価」。CRISPR-Cas9とは、遺伝子のうち任意の領域を切断したり挿入したりする遺伝子編集技術です。この技術は手法さえマスターすれば、比較的簡易な設備でも実施することができ、基礎研究のみならず臨床研究でも注目されている最新の技術です。和田さんは今回、乳癌に着目。「女性の中で罹患率が最も高い乳癌の治療につながる研究に取り組むことで、社会で活躍する女性を支援したいという思いでした」と研究の動機を説明してくれました。

指導教員の中山寛尚講師指導の下、まず乳癌細胞から癌抑制遺伝子・PTENをCRISPR-Cas9技術で取り除いて培養。PTENを欠損した状況で癌を抑制する物質を投与して実験しました。「安全な治療に繋げるため、生体内の物質で試したい」と考えた結果、脳腫瘍などを抑える働きを持つ軸索誘導因子を投与してみることにしました。すると、癌細胞の増殖シグナルが抑制されることが確認できました。軸索誘導因子を利用した新薬開発が、癌治療の新たな選択肢になりうることを示す結果となりました。

和田さんは、

「今後、臨床検査技師が遺伝子検査に携わる機会は増えると思います。そうした場面で、今回の経験を生かしていきたいです」

と将来の抱負を語りました。


広報室

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