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森永助教の2次元解析に関する論文が国際学会誌で「Best Paper Award」を受賞

2020年3月17日掲載

森永浩介助教(リハビリテーション支援学科)が2019年11月21日~24日に中国・上海で開催された「ICIIBMS(International Conference on Intelligent Informatics and BioMedical Science)2019」で発表した内容がSelectされ、執筆した論文が、2月28日、国際学会ASCS(Applied Science and Computer Science) Publicationsの発行する学会誌「ASCS Pub Journal」の「Best Paper Award」を受賞しました。

賞状を手にする森永助教

論文の内容は、モーションキャプチャに伴う専用の高価な機器を使わず、スマートフォンなどで足の微細な動きを動画に収めることができるプログラムの開発に関するもの。モーションキャプチャは人や物体の動きを3次元で記録し、解析することができますが、専用の機器をそろえる必要があります。今回開発したプログラムは2次元ですが、解析する対象にシールで印をつけスマートフォンで動画撮影し、パソコン上の作成したプログラムに落とし込めば、解析できます。

シールを貼った印をトラッキングして解析

開発のきっかけとなったのは、森永助教が担当する授業での出来事でした。歩行に支障がある人のインソールなどについて教える授業・特殊補装具学で、インソールを履く前と履いた後の歩行の様子を学生に見せて、違いを説明しようとしたところ、目視による確認のため、個々で認識のバラつきが目立ちました。「誰が見ても簡単に違いが分かるように、数値や視覚に訴えることはできないだろうか」。そこでヒントになったのが、人工知能(AI)でした。AIや画像処理に詳しい石原茂和教授(心理学科)と宮﨑龍二准教授(臨床心理学科)からの助言も得て、プログラムを構築。スマートフォンであれば、フレームレート数240fps(1秒あたり撮影できるコマ数)に対応した動画撮影機能があるため、モーションキャプチャよりも微細な動きを捉えることができます。

このプログラムが実用化されることで、専用の機器がなくてもスマートフォンとパソコンさえあれば、医療現場などで手軽に動作解析することができます。例えば歩行に違和感がある人に現状を細かくフィードバックして、その人に合ったインソールを製作することが可能です。もちろん森永助教は、開発のきっかけとなった教育の現場でもこのプログラムを活用することを検討しています。


広報室

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