10月15日(日)、午前9時から午後5時まで(丸1日をかけて)、広島キャンパスで標記セミナーを開催しました。
本学卒業生や主として薬局に勤務する薬剤師の方を対象に、体温、脈拍、呼吸、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)、血圧などのバイタルサインの正しい取得法、シミュレーター(ヒト型のロボット)を用いた呼吸音や心音の聴診、などについて基本的な知識と技能を講義と演習で学んで頂きました。
さらに「在宅症例にチャレンジ」と称し、シナリオの在宅患者に施されている薬物治療を医・薬学的に検討・評価して、現在この患者に生じている問題点(副作用の発生)の解決策、すなわち、担当の薬剤師が取るべきベストプラクティスをグループワークでディスカッションし、グループ毎にその結果を発表して頂きました。もちろん、この課題シナリオ症例を検討するに当たっては、臨床の臨場感を持って頂けるよう、前述のシミュレーターから実地に身体的なバイタル・データを取って、グループの皆で検討するような研修スタイルに工夫しています。
本セミナーは研修内容が濃い上に、医師や看護師の本学教員から直接指導を受けることができるので、参加者の事後アンケートでは毎年高評価を得ております。卒後教育の機会提供は本学の社会的使命の1つであるところから、本セミナーは継続して実施する予定です。

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