教育×人 -リレー・エッセイ48-

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できるひと、できないひと。それぞれの学生に合わせて、
精一杯、支援をしていきたい。

助教 原田 佳奈

博士(医薬学)、薬剤師

専門分野:薬理学

大学は最低限のことをやって単位をとれば卒業できますが、大事なのは自分がどれだけ成長できたかだと思います。最低限のことができない学生はまずはそれができるように、できる人はより高みを目指して欲しいと思います。そのために、学生個人の意欲も重要ですが、教員側からとして可能な限り学生一人ひとりに個別に指導できればと考えています。担当している薬理学実習では提出されたレポートを見ればその学生の理解度、論理的思考力がわかるので、細かく修正指示を出して返却しています。このやり取りの中で知識の間違いを修正するほか、論理的な考え方、説明する能力を少しでも身に付けてもらえればと思っています。また、卒業研究では学生との関わりが深くなります。研究は学生にとっては初めての経験で、何をどうしたら良いのか分からないものだと思います。卒業研究ではそのような未知の物事への取り組み方、試行錯誤することを、身をもって学ぶことが大切です。仕事では分かる人に聞くというのが最良の解決方法のこともありますが、周りの誰も正解を知らない新しい課題に取り組まなければならないこともあります。学生がすぐに答えを聞きに来るようであればまずは自分で調べて考えるように促します。ただし、問題を抱え込んでしまって先に進めない学生もいるので、様子を見ながら学生の状況に合わせて指導しています。自分自身を振り返ってみると、大学生の頃は一杯いっぱいだったけれども、十数年経った今、考えるともっと上手いやりようがあったと思うことがあります。経験の不足から、勉強や就職についてなかなか自分の未来を見越すことができない学生もいますので、その時々で適切な助言をして導いていくのが教員の役割だと思います。

国家試験の勉強については学生と参考書を一緒に勉強するなど、それぞれの学生に必要だと思うことを行っています。学ぶ気持ちの強い学生を精一杯、支援していきたいと思っています。

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