看護学部には看護系実習室だけでも、基礎看護実習室Ⅰ・Ⅱ、成人看護実習室Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、母子・小児看護実習室Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、老年看護実習室、地域・精神看護実習室、在宅看護実習室、助産学専攻科実習室があります。
この中で、1年生が入学して最初に使用する実習室が、基礎看護実習室です。計24床のベッドを備え、多人数の学生が一度に入っても余裕のある広さがあります。そして、天井吊りのモニター6台、カメラを設備し、映像を通して看護技術を学習できる環境が整えられています。ベッド周囲には、オーバーテーブル、床頭台、ナースコールなど実際の病院に近い環境が準備され、またプライバシー確保のため、全てのベッドはカーテンで区切ることが出来ます。
さらに、フィジカルアセスメントルームや、病院環境と同じような4人部屋、個室、汚物室なども設置され、より現実に近い環境で学習することが出来ます。
授業では、教員がデモンストレーションを行い、3~4人の学生グループで互いに看護師役、患者役をしながら、看護職に必要な基礎技術を学習しています。具体的には、バイタルサインの測定、シーツ交換、食事・排泄・清潔・移動等の看護技術、さらには点滴や注射、吸入、吸引、導尿などの基本的な医療技術を学びます。