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がん早期発見のプロを目指す

保健医療学部/医療技術学科 4年
木嶋仁美(きじま・ひとみ)さん

※本記事は、学園広報誌「FLOW」No.84(2019.5.25発行)に掲載しています。

 

 

弓道で培った集中力で理想の臨床検査技師に

 

「人のために働きたい」と医療職を考えていた木嶋さんが、自分に向いていると感じたのが、血液や細胞を検査してその人が何の病気かを見極める臨床検査技師でした。コツコツと緻密で正確な検査を行うクールなイメージに憧れて進学した広島国際大での勉強は、「イメージ通りで楽しいです」と話します。授業は講義のほか学内演習も充実していて、1つの病気を明らかにするために血液や細胞・微生物検査、超音波検査、画像解析など2000種類以上もあるアプローチ方法を学んでいます。「病原菌の種類が膨大で覚えるのが大変ですが、顕微鏡で細胞の正常と異常の微妙な違いを見極めるのは得意です」と話す木嶋さんは、がん細胞の早期発見を専門に行う細胞検査士の資格を取るため養成コースのある大学院進学を目指しています。臨床検査技師の国家試験に加えて大学院の入試対策と大変ですが、ゼミ仲間と切磋琢磨しながら勉強に励む毎日です。「朝からゼミ室にこもって、気が付くと夜の11時 になっています」と笑います。

顕微鏡で根気よく細胞の異常を見つけ出すその集中力は、高校入学と同時に始めた弓道を通して身につけたものでもあります。幼いころから空手を習い黒帯を取得するなど、武道に親しんできた木嶋さんは、弓道を始めるとすぐに頭角を現し、高校2年で広島県大会で個人優勝し、インターハイへの出場を果たしました。広島国際大弓道部では主将を務め、部員の指導に当たりながら、自らも3年時に県予選を突破しインカレに出場しました。部員では唯一、三段の段位も取得しています。「的の位置は変わらないのに、自分の心身の状態のほんのわずかな違いで当たるか当たらないかが決まるのが面白い」と言う木嶋さん。「おかげで大切な試験の時も、緊張をコントロールできるようになりました」と振り返ります。


弓道場で

 

将来は大学院で細胞検査士の資格を取得し、がん専門病棟で経験を積みながらがん早期発見のプロフェッショナルを目指します。アイドルグループ「嵐」の大ファンの木嶋さん。弓の的に対峙するように、人生の目標を見据える真っすぐな目が「空にキラリ輝く星」のようです。