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保健医療学部 救急救命学科からのお知らせ


4/22更新

新入生の保護者の皆さまへ

救急救命学科 学科長 安田康晴

 
まずは、ご子息・ご息女様の入学に際し、救急救命学科教員一同、心よりお祝い申し上げます。卒業までの4年間、教育と大学生活のサポートをさせていただきます。
 
さて、今般の新型コロナウイルスの影響により、入学宣誓式含め授業開始もできない状況で、保護者の皆さまにおかれましても、ご心痛のことと存じます。当面の間、オンラインで授業を進めていく方針となっており、学生含め保護者の皆さまにもご苦労おかけいたしますが、できる限り教育の質を維持すべく教員一同取り組んでおりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。また、学業等の情報は、逐次大学ホームページに掲載されますので、お手数ですがご確認ください。
 
本来ならば、入学宣誓式後の保護者ガイダンスで「救急救命学科」のカリキュラムや方針、国家試験、就職などの説明をさせていただく予定でしたが、このような状況のため誠に簡単ではございますが文書でお送りさせて頂きますことをご容赦ください。

1. 救急救命学科について
 
救急救命学科は、救急救命士の国家資格取得を目指す学科です。
 
救急救命士は、病院以外で医療行為が行える唯一の医療資格です。近年では病院内、特に救急外来での業務の必要性が求められ、救急救命士法の改正も検討されており、救急救命士の活躍が期待されています(朝日新聞デジタル 2020年3月5日付 救命士、救急外来でも)https://www.asahi.com/articles/DA3S14390353.html
 救急救命士は国家医療資格のため、国家試験に合格する必要があります。救急救命士法第34条に「救急救命士国家試験は、原則として文部科学大臣が指定した学校において、必要な知識と技能を修得したものでなければ、受けることができない。」とされています。

 よって、座学と実習含めた卒業単位を修得しなければ、救急救命士国家試験の受験資格を得ることはできません。

2. カリキュラムについて

 救急救命学科のカリキュラムは、1年次に基礎医学と救急救命士に必要な基礎実習、2年次に基礎医学/専門医学と基礎実習、3年次に専門医学と専門実習、学外で行う病院実習・救急車同乗実習、4年次には就職試験(活動)を行いながら、総合的な実習を修得し、最終的に卒業判定となります。なお、公務員試験対策は2年次から専門講師による講義を授業として行っています(図1)。

 

    図1 救急救命学科カリキュラムの概要


 また、年次ごとに進級要件が定められており(表1)、実習科目は先修科目(例:救急救命処置実習Ⅰの単位を修得しなければ、救急救命処置実習Ⅱを履修できない。)が定められています。

 特に、3年次に開講される病院実習と救急車同乗実習は厚生労働省が定める救急救命士養成指定規則を全て履修することを必須としています。

    表1 進級要件の例 




 進級要件にかかわらず、修学意欲の低下や他学部や他大学・専門学校への進路変更、家庭の事情により退学した学生もおります(表2)。

 救急救命学科では、学業や生活など様々な悩みについて相談を受ける体制をとっております。1、2年次はチュートリアルと呼ばれる少人数にクラス分けした担当教員が、3、4年生ではゼミ教員が対応し、その後に保護者の皆さまへも相談することとなります。保護者の皆さまにおかれましても、学生が無事4年間で卒業できるように、学業や生活について密に連絡をとっていただき、何かありましたら担当教員に連絡いただければと思います。


    表2 入学時と年次終了時の学生数と進路変更先

 

 授業概要や授業風景などは、大学ホームページや救急救命学科のfacebookhttps://www.facebook.com/hiuemt/)で配信しておりますのでご覧ください。



3. 国家試験について

 国家試験対策は、3年次から始めています。救急救命学科がNECと開発したWEB上で国家試験対策の問題を繰り返し行い、正答率などが確認できる「スマートラーニング」を中心に、3年次ではテキストに沿った問題を、4年次では出題基準のテーマ別の模擬試験や解説、国家試験と同様の模擬試験を国家試験直前まで行っています。また、スマートラーニングはWEB上で行えるため、自宅のパソコンやスマートフォンで場所を選ばずいつでも行えます(図2)。

 
    図2 WEB教育システム スマートラーニング

 国家試験合格率は全国平均に比べ高い値となっていますが(図3)、全員合格に向けて教員一同指導していく所存です。

    図3 国家試験合格率の推移



4. 就職について
 
2016年度(1期生)から2019年度の4年間で、消防機関を中心に警察、自衛隊、海上保安庁、病院、民間企業(救急搬送事業など)に、多くの卒業生が就職しています(表3)。
 
しかしながら、今後は新型コロナウイルスの影響による日本経済の悪化に伴う公務員志向の増加や団塊世代の大量退職の終了に伴う採用数の低下など、就職活動は楽観視できない状況にあります。公務員試験対策は専門講師により行われておりますが、学生自身のさらなる取り組みが必要となってきます。保護者の皆さまにおかれましても、ご指導をよろしくお願いします。

  表3 卒業生の就職先




 今後、新型コロナウイルスの影響により授業含め大学の様々な行事は不透明な状況であり、まったく予測がつきません。大学含め学科教員も教育継続のため全力で取り組んでおります。保護者の皆さまにおかれましても、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。何か不明な点等ございましたら、チュートリアル教員含め大学に連絡いただければ幸いです。

 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈りし、まずは書中をもちましてご挨拶とさせていただきます。



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 ※注意
outlookメールから個人のスマートフォンなどへ転送設定はしないでください。
 設定がわからない場合は、4月23日(木)までに坂口(e-saka@hirokoku-u.ac.jp)か

0823-69-6068)に連絡してください。

 

テストメールを 4月24日(金)12:00に送信しますメールを受信した学生は、

坂口( e-saka@hirokoku-u.ac.jp )宛に

件名:グループメール配信の結果について

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