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橋本 学

ハシモト マナブ

HASHIMOTO Manabu

学部・学科

健康科学部心理学科

職階

准教授

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外部リンク

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学位・資格

国際学修士

専門分野

中国近・現代史 アジア教育史 高等教育論 高大教育接続論 国際社会論 

所属学会

アジア教育史学会、比較文化史学会、社会人文学会、IDE大学協会

研究テーマ

1) 南京国民政府下の高等教育システムに関する研究−高等教育改革の構造的解明−                          2)近代中国における大学教員評価システムの研究                                                 3)わが国の「中等歴史教育」に関する研究−医学・医療領域を軸にー                                               4)わが国における「医学史研究」の展開に関する研究          

研究業績

研究者自己PR

広島大学文学部史学科(東洋史学専攻)に学んで以来、学問領域・方法論としては「歴史学」、対象地域としては「中国」を中心とする「アジア」地域と定めてきたが、大学院での学修や調査・研究活動を通して、これに「地域研究」「国際社会論」「アジア教育史」、大学教育研究センター(現高等教育研究開発センター)で助手として奉職する中で、さらに「高等教育論」が加わった。

そして、その後、本学広島国際大学での教学活動、とりわけ健康・医療・福祉方面の専門職人材育成に関わる日々の中に、「医学・医療」の「歴史」とその本質に向けたアプローチの必要と、若い世代への伝達の重要性を実感し、今日に至っている。そこでの教育のbaseとなる認識は、至極当然のことではあるが、人間の「肉体」と「心」は切り離して考え得るモノではなく、そして人間は一人で生きていける生き物ではない、ということである。そして、今日の医療領域における専門職連携やIPEのように、学問領域においても、「複雑系」化した現実に応ずべく、「科学」の名の下の細分化(例えば「病理学」「精神病理学」「社会病理学」など)された学問領域の“再統合”、相互連携的な協力が求められている、と考えている。

いずれにしても、人間は「複雑」であり、「人間の探求」において、答えを急ぐことは極めて危険である。成果主義の追求は、かえって人の目を曇らせ、人を、求められる「本質的な探求」から遠ざけることに繋がりかねない。そう危惧するばかりである。

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