令和7年度 東広島市COMMONプロジェクト 研究計画

概要
令和6年度の調査結果を踏まえ、自殺予防につながる研修プログラムを作成し、その効果検証を行う。合わせて、プログラム活用のための仕掛け・仕組みづくりを行い、市内各大学に働きかけて一体的に実施することにより、大学と市の自殺対策における連携体制の構築・強化を図り、学生個々の自殺予防やメンタルヘルス向上を目指す。
到達目標・方法
(1) 自殺予防につながる研修プログラムの作成(副産物としてのコンテンツ作成含む)とその効果検証
(2) プログラム活用のための仕掛け、仕組みづくり
①若者向け交流イベントの企画・試行とその評価
②人材育成(つながりエンカレッジャー(仮称)) 研修の実施とその評価
※参加者は各大学に広報し一体的に実施する予定
令和6年度 東広島市COMMONプロジェクト 成果実績

研究成果
心理的苦痛者の割合は全国と比して高く、対策強化の必要性が確認された。自殺リスクの高い者は多様なストレスを抱え、SNSを「逃避」目的で利用する傾向にあった。一方、現実的な他者とのつながりは心の健康の保護要因となり、適切なSNS活用がその補完に役立つ可能性が示唆された。
令和6年度 東広島市COMMONプロジェクト 研究計画

事業名
若者の自殺予防に資する心の健康教育プログラムの構築(COMMONプロジェクト)
実施者
広島国際大学健康科学部 西村太志教授・太田真貴客員講師 × 東広島市医療保健課
課題
東広島市の若者の自殺者は増加傾向にあり、全国、広島県と比較しても若者の自殺率は高く、早急な対策強化が必要となっている。
概要
大学生を対象としたアンケート調査を実施し、自殺対策における東広島市の若者の課題を洗い出し、それに応じた心の健康教育プログラム(大学内での講座展開等)を構築する。 また、スマホでつながったコミュニティの個人への影響は大きく、繋がったコミュニティの質によっては自殺の予防につながる場合もあれば、ほう助につながることもある。若者の自殺予防に効果的なスマホ利用に資する知見を抽出し、心の健康教育プログラム、自殺予防啓発プログラムに繋げる。
到達目標・方法
(1)若者世代(大学生)の自殺予防に関する課題と現状の把握
(2)自殺予防につながる研修プログラムの開発
(3)市内で効果的な研修プログラムを展開