令和7年度 東広島市COMMONプロジェクト 研究計画

事業名
障がい者スポーツ体験環境開発(COMMONプロジェクト)
実施者
広島国際大学健康スポーツ学部 宮﨑龍二教授 × 東広島市障がい福祉課
課題
障がい者計画における市民アンケート調査では、様々な理由で外出することが困難な障がい者について、近所付き合いの親密さと地域活動への参加状況に相関がうかがえる。あらゆる世代の人が近所付き合いを深め、支え合い、助け合いの関係を築くことができるよう、参加の機会や啓発活動を推進する必要がある。
概要
外出して運動することが困難な障がい者でも参加可能な、様々な運動機能のレベルの人たちが一緒に体験することができるユニバーサルなスポーツ参加の形を実現する。身体的なハンデを持つ人の運動の機会を増やすとともに、多様な人々の交流のツールとして機能させ、社会的包摂の推進の一助とする。
到達目標・方法
最終的な到達目標は、人々がフィールド外でスポーツの様々なシーンを、一緒にそれぞれの運動機能に応じた身体運動を伴って体験し、スポーツが持つ楽しさ、緊張感、達成感などを「観戦」以上に共有できるVR環境を開発することである。VR環境の構築には、「サイバーフィールド構築技術」や「フィールドでのスポーツ動作計測手法」を応用して行う。
VR化には長期開発期間が必要となるが、今年度は障がい(ハンデ)や運動機能の分類と、スポーツにおける運動要素の分類を行い、障がいや運動機能に応じた運動について調査する。
① 分類毎に適した運動要素を含むスポーツ種別もしくは運動の方法を整理して示したもののレポート作成
② ①で示した運動の方法について、VR化が可能かどうか、可能であればVR化の手順やスケジュール、必要経費などを示したもののレポート作成