- 広島国際大学ホーム
- 介護福祉学専攻
介護の質をより良くできる
リーダーを養成します。 「介護福祉士」は、専門的知識と技術をもって、認知症や寝たきり、医療的なケアを必要とする方々に対して、日常の暮らしを支援していく福祉の専門職です。人間は、どんなに重い障害を持っても、高齢になっても、一人の生活者として充実した毎日を送りたいと願っています。同じ人間として、その思いをしっかり受け止め、その人の主体的で豊かな生活づくりのために何が出来るのか、それをともに考え合い、共同作業で実現させていくことが未来の介護福祉士の大きな役割となります。
シリーズコラム『介護職の仕事と待遇について』
こころある、教養あるプロフェッショナルへ
介護を必要とする方々のいのちと暮らしに寄り添うには、さまざまな人間のありようを 深く理解し、医療分野をはじめとする他の専門職やご家族とともに、ひとりひとりの暮らしの質を上げていく企画力や調整能力が必要です。そのためには、単に資格取得のみを目的とする教育ではなく、4年間をかけて、基礎教養や介護に関する理論、介護チームをまとめ、より良い介護を実践できる十分な実習体験を積み重ねていくことが必要です。いずれは、介護の現場をより良いものへと変革していけるリーダーに。本専攻には、理論の裏付けを持って、より質の高い介護を実現できる教員が多数在籍をしています。介護への情熱と教養ある教員によるきめこまかな教育、指導を受けることができます。
コミュニケーション技術の実践
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入浴介護
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リフト操作の実習
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介護食調理実習
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家政学実習風景
カリキュラム ‐本専攻では、入学時からステップごとに講義、実習、演習を重ねていきます。‐
1年次では、介護に関する専門教育科目が多数用意されています。また講義に加え、実技の授業も充実しており、1年次後半からデイサービスやグループホーム、小規模多機能ホームなどで行う最初の介護実習に備えます。2年次には、1年次で学んだ介護の専門知識をさらに深めていくとともに、2回目の介護実習を通じて介護の現場を肌で感じます。3年次 3回目の介護実習はもちろん、リハビリテーションや自身の権利や援助のニーズを表明できない障がいを持つ方に代わって援助者が代理として権利やニーズを獲得する〝権利擁護“、成年後見制度、さらに、社会福祉援助技術現場実習など、福祉の知識と技術の幅を拡げ、ソーシャルワークにも対応できる能力を養います。介護実習先は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などです。4年次になると、4年間の学習の総まとめを行いながら、卒業論文、国家試験受験のための勉強も本格化します。また今年度から介護福祉士の業務となった医療的ケアの講義・演習もすすめます。
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ディスカッションと行動
介護のプロセスを学び、ひとりひとりに合ったケアプランを立てる練習や地域で生活をしている一人暮らしの高齢者との交流。実際に介護の現場で活躍するプロフェッショナルによるプレゼンテーションをおこなう「うちらがこの業界を変えるんじゃけんプロジェクト」など、学生は教員とともにさまざまなプログラムを体験しています。学生同士のディスカッションも盛んにおこなわれ、アクティブな4年間を過ごしています。
介護過程におけるケアプラン策定の様子
取得できる受験資格・関連資格
• 介護福祉士(国家試験受験資格)
• 社会福祉士(国家試験受験資格)
• 保育士(国家試験受験資格)
• 社会福祉主事(任用資格*)
• 福祉住環境コーディネーター
• 各福祉専門職の任用資格
・社会福祉主事
・身体障害者福祉司
・知的障害者福祉司
・児童福祉司
・児童指導員
*任用資格は、特定の行政職に就く場合に取得しておかなければならない資格です。
任用資格は、資格ごとに定められた必要科目を履修して取得します。
卒業後の進路
在宅関係:
訪問介護事業所、デイサービスセンター、グループホーム、地域密着型サービス関連事業所、居宅介護支援事業所など
施設関係:
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、障害者支援施設、矯正施設、その他高齢者・障害者福祉関連施設など
その他:
大学院進学・介護福祉士養成施設教員(要講習会受講)・起業(訪問介護事業所)など