令和7年度 東広島市健康福祉部医療保健課「睡眠健康度診断事業」計画

概要
WEB問診により受診者の睡眠状態を診断し、快眠セミナーに繋げる。
快眠セミナーでは、睡眠改善法のアドバイスや行動変容を促進し、睡眠に関する生活習慣や心身健康を改善する。
令和7年度は、健康づくり推進事業所の社員を対象とし、働く人の健康づくりによる事業所の健康経営の効果を高める。
到達目標・方法
令和6年度COMMONプロジェクトにおいては、約9割の人が行動変容し睡眠の質も改善、5割以上の人が睡眠改善を実感し、疲労、眠気、仕事のパフォーマンスや健康状態も改善した。
研究成果を活かし、市医療保健課の事業として実施することで、広く市民の睡眠に関する生活習慣や心身健康を改善する。
令和6年度 東広島市COMMONプロジェクト 成果実績

研究成果
1週間の睡眠状態を加速度計を用いて見える化し、問題意識を高め、適切な睡眠改善法をアドバイスすることで約9割の人が行動変容し、睡眠の質も改善した。5割以上の人が睡眠改善を実感し、疲労、眠気、仕事のパフォーマンスや健康状態も改善した。睡眠測定のフィードバック後、睡眠の治療を開始した人も1割以上存在し、重度のうつ状態が改善した人もいた。さらに、睡眠休養感とライフスタイル等との関連を検討し、性格を加味した睡眠改善メニューを提案し、パンフレットやHPも作成した。
令和6年度 東広島市COMMONプロジェクト 研究計画

事業名
睡眠測定分析による睡眠マネジメントの効果検証(COMMONプロジェクト)
実施者
広島国際大学健康科学部 田中秀樹教授(学部長) × 東広島市医療保健課
課題
市民アンケートの結果、睡眠・生活リズムについて、睡眠による休養が「とれていない」と回答した人の割合は、男女ともに、30・40・50歳代で高く、働く世代の課題である。
概要
世界最高水準の加速度計で睡眠の質、量、リズムを測定し、心身の健康、ライフスタイル、性格との関連を分析。心身の不調の早期発見、早期対応、快眠セミナー、睡眠相談睡眠健康指導士の育成などのメニューの実施により、働く世代の健康づくりによる事業所の健康経営の効果を促進する。
到達目標・方法
(1)睡眠やメンタルヘルスの主観的評価、加速度計を用いた日常生活での1週間の睡眠の質やリズムの客観的評価とライフスタイル、性格との関連を検討し、睡眠問題、性格特性に対応した、具体的な改善メニューを提案、指導するとともに、企業の担当者への睡眠健康指導士資格取得支援(講習等)を行い、より効果的な改善メニューを研究・構築する。
(2)令和7年度から、医療保健課の新規事業として、健康づくり推進事業所の社員を対象とした睡眠測定・分析による、心身の不調の早期発見、早期対応などのメニューを実施し、働く世代の健康づくりによる事業所の健康経営の効果を高める。