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学びを深める「自己の探求」研修を介護福祉学専攻で実施

2022年3月9日

3月4日(金)9時~18時、介護福祉学専攻では、介護総合演習(介護実習)のまとめとして、株式会社ラーニングバリューによる「自己の探求」研修を実施しました。担当講師は、ラーニングバリューの矢野晶子さんで、介護福祉学専攻の1年次から3年次の学生41名と、教員5名が参加しました。新型コロナ感染拡大防止のため、講師には事前のPCR検査と当日の抗原検査、検温を依頼し、参加学生と教員は、各自健康観察と、入室時の手洗い・消毒、マスク着用を徹底して臨みました。

本研修の目的は、①自己理解を深める(じぶんの持ち味を知る)、②他者が行う自己理解に協力する(他の人の持ち味を知る)、③チームビルディングを体験するの三つです。介護福祉学専攻では、専門職養成教育の一環ならびに1~3年生の実習後教育と位置づけ、実施しました。

最初に、各自の「学習スタイル」を見つめ直したうえで、チームを組みました。学習スタイルや年次の異なる学生が偏りなく入るように、学生間で調整しながらチームを組んで、研修がスタートしました。

一つ目の活動では、各自で「名札」をつくり、メンバー間の理解を深めるために、メンバー個々の「記者会見」を行いました。記者会見という形をとることで、普通の会話以上にいろいろなことを聞き出し、お互いの関心と理解を深めていきました。

次に、対人コミュニケーションの方法について、チームで議論しました。学外実習の直後だったため、実習のなかで経験したコミュニケーションをもとに議論が白熱し、制限時間を超えて議論を続けるグループも見られました。

続いて、チームメンバー各自が持つ断片的な情報を突き合わせて、一つの課題解決に取り組むという活動が行なわれました。正確な情報の提供や把握、話し合いによる意見の調整などを、ゲーム感覚で体験することができていたようです。

最後に、ともに活動に取り組んだチームメンバー間で、お互いの持ち味や、今後に向けてのアドバイスを伝え合いました。気恥ずかしさもあったようですが、それぞれ真摯な態度で、相手のことを思いやりながら、伝え合っていました。他者から見た自分の持ち味を、率直に聞く機会はなかなかありません。学生各自の自己理解に、チームメンバーが協力し、本研修の目的を達成することができていました。

学生は、学外実習直後で疲れていたはずですが、教員の想像以上に熱心に、楽しそうに活動に取り組んでいました。参加学生の感想をアンケートから抜粋します。

・他学年と関わり、色々な意見や自分の意見を述べて議論が白熱して学ぶことが多く、また議論して問題を解決するということが楽しかった。(1年次・男性)
・自分から見た自分と、他者から見た自分の差に驚くこともあったが、他者評価から自分の今後の課題もいい所も見つけることができた。(3年次・女性)

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