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郷土料理や名産品を学べる小学生向け「食育かるた」を作製

2022年3月14日

医療栄養学科山口光枝教授のゼミに所属する4年生3人が卒業研究で、小学生向けの「食育かるた」を作製しました。この取り組みは、呉地域オープンカレッジネットワーク会議「学生の夢実現プロジェクト」に採択されたもので、呉地域の小学生における食育に活用してもらうことを目的としています。

 

約1年掛けて作製した「食育かるた」には、中国地方の食材や食文化の特徴を盛り込むことで、子供たちが地域の食全般について幅広く学び、愛着を持ってもらうきっかけにつなげたいという思いが込められています。学生たちは、まず自らが地域の特色を理解することからスタート。広島県を中心とした中国地方ではどのような食材が栽培・収穫されているのか、どんな郷土料理や伝統的な食文化があるのかを調査しました。注目ポイントは、かるたの取り札と読み札に描かれている学生オリジナルの文章とイラストで、色々と工夫を凝らし、小学生に親しみを持ってもらえるような食育かるたが完成しました。

 

【学生からコメント】
岩崎沙織さん
「広島県出身ですが、県内でもまだまだ自分の知らない地域の特性を生かした食材がたくさんあり、かるた作製の中で知識が深まりました」

 

植原愛歩さん
「管理栄養士とし働く上で、その地域の郷土料理や食材を使った提案ができるかもしれないので、この経験を今後に生かしていきたいです」

 

向あかりさん
「広島のお好み焼きや牡蠣が有名になった理由などを学ぶきっかけになり、郷土料理や名産品の歴史を知ることも大切だと実感しました」

 

「食育かるた」は、呉と坂地域の小学校に配布され、児童への食育教材として教育現場で活用される予定です。

 

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