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SDGsの世界観をカードゲームで楽しく学ぶ

2021年12月7日

心理学科の3年生を対象に、カードゲーム「2030SDGs(ニイゼロサンゼロエスディージーズ)」(以下、2030SDGs)を使ってSDGsを体験的に学ぶセミナーが11月19日に開催されました。講師に尾道OMOTENASHI代表取締役/一般社団法人尾道青年会議所の高山敦好氏を迎え、参加学生約35人が複数のグループに分かれて、SDGsについて理解を深めました。

積極的な姿勢が目立ったセミナーの様子

2030SDGsでは、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームで、SDGsへの理解が浅い人でも楽しみながらSDGsの本質を理解することができます。

ルールは、与えられた「お金」や「時間」のカードを使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというものです。学生たちは2030年にどのような世界をつくるのか?各グループで決めたゴールを達成するために、他のグループと交渉し、カードを交換しながら理想的な世界に近づけていきます。

作戦を練る学生たち

プロジェクトを実行する時の大きなポイントは、参加者全員が以下の写真のようにホワイトボードに張り付けられたマグネットを共有していきます。これは参加者全員で創り出す世界の状況メーターで、青は「経済」、緑は「環境」、黄は「社会」を意味しています。実際に学生たちがプレイして創った世界の中間結果は、「社会」が著しく少なく、これでは戦争などが起こってしまい、SDGsが達成できる状況ではありません。その結果を踏まえ、経済や環境にも配慮しつつ、社会を良くするためのカード交渉を進めていき、最終的に、前半の状況より改善された結果となりました。

状況メーター(左が中間、右が最終結果)

体験した学生たちは、「経済を意識しすぎて、環境や社会にあまり目が行かなかった」、「自国だけではなく、他国の動きも見ながら進めていくことが大事だなと感じました」と話し、SDGsへの関わり方などを考えるきっかけとなりました。

学んだことを発表し、全体で共有

【カードゲーム2030SDGsについての説明はコチラ】
一般社団法人イマココラボHP
https://imacocollabo.or.jp/games/2030sdgs/

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