心理学科

准教授

鹿嶌 達哉(かしま たつや)

心理学を4年間学ぶと、一人で研究できるようになります。問題発見-先行研究-計画立案-研究実施-データ収集と分析-考察-論文執筆-発表。もちろん、こころについてもたくさん学びます。おもしろいですよ。

専門領域
発達心理学、質的心理学、臨床発達心理学
担当科目
発達心理学、教育・学校心理学、コミュニティ心理学

生涯発達の各段階における中心課題に取り組む。

①母親の素朴な発達観、②保育園の仲間関係における保育士の構成的役割、③仲間関係におけるテーマの共有、④思春期における悪との接触に対する青年期のとらえ直し、⑤青年期のキャリア発達、⑥親への移行、⑦ホームレス生活者への支援など

主要業績

鹿嶌達哉(1996)保育の現場から-具体性と研究との対話をめざしてー 発達67.ミネルヴァ書房.
鹿嶌達哉(2001)1,2歳児の仲間関係をとらえる保育者の見方 やまだようこ・サトウタツヤ・南博文(編)カタログ現場心理学 金子書房
鹿嶌達哉(2018・2019)生涯発達心理学入門 広国市民大学公開講座 ①赤ちゃん研究から人間理解へ、②幼児期における遊びの大切さ、③小学校生活で子どもが学ぶこと、④思春期:子どもから大人への橋を渡る、⑤ライフサイクル(人生周期)としての生涯発達、⑥中年期危機と自己実現
鹿嶌達哉(2019)教育心理学入門 広国市民大学公開講座 ①わからないのはなぜ:認知の仕組み、わかる工夫、②やる気が出ないのはなぜ:動機づけを高める、③いじめが止まらないのはなぜ:ひどくなるメカニズム、④わかってほしいのに:子どもの行動と個性の理解、⑤行動を変えたいのに:学習理論から行動変容へ、⑥話を聞いてほしいのに:聞き手の力・工夫

趣味、特技、好きなこと

将棋をやっていてよかった10のこと
①対局できる、②棋譜を鑑賞できる、③頭を使う(すごく疲れる)、④知恵を授かる「着眼大局着手小局」、⑤棋士から学ぶ(高校生をかわいがった板谷進先生)、⑥いろいろな人と対局できる(中学生の杉本昌隆君=藤井聡太七段の師匠に惨敗)、⑦思わぬところで将棋ファンと出会う(O先生)、⑧マナーが身につく(自分で「負けました」と言う)、⑨観戦記から文章を学ぶ(東公平氏)、⑩発見・発明・思考・創造のプロセスがわかる、オマケ「趣味欄」に書くことがある

高校生へ 教員からのメッセージ

心理学は人と関わる(そして役に立つ)ための学問だと思いますが、勉強の途中にはいろいろな言葉と出会い、それが楽しみの一つです。
最近の出会いから。その1:”I’m not OK, and you are not OK. But that is OK.(キューブラー=ロス先生が晩年に着ていたTシャツの言葉。)その2: (頭の中でトランペットが鳴るクライエントにどうすべきかという検討会で)河合隼雄先生「ぼくは誰も大なり小なり頭の中にトランペットを持っていると思います。」皆さんも頭の中にトランペットを持っていますか?私はトランペットを持っていることに気づきました。

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