４月２１日に、本学薬学部の「白衣授与式 ～White Coat Ceremony～」を挙行しました。本学では初めての開催です。

薬学部では、５年次以降に病院や薬局等で行う学外実務実習があります。その際、十分に学習しないまま実習に行っても、学生さんにとっても施設にとっても不幸です。従って、全国の薬学部が統一して、共用試験と呼ばれる試験を行い、実習生の質保証を行っています。白衣授与式では、共用試験に合格して、学外実務実習を控えた５年生を対象に、白衣をまとってもらいます。それにより、薬剤師を目指す者として、改めて自覚を持ってもらうのが狙いです。

式では、私から挨拶をした後、学生さんの代表二人に、白衣を授与しました。その後に、ゼミの担当の先生から、一人ひとりに白衣を授与しました。ひとしきり、写真を撮ったりした後に、学生さん代表が実習に向けて宣誓をしてくれました。HIUのピンクのロゴの入った白衣を着用しての宣誓で、りっぱな決意を表明してくれました。式には、地元呉市の薬剤師会会長の大塚先生も列席頂き、お言葉を頂戴しました。さらに、大塚先生の音頭で「薬剤師綱領」を全員で唱和しました。宇根学部長が挨拶をして閉式となりましたが、学生さんは皆、頑張るぞ、というオーラに満ちていました。

５年生の皆さん、普段とは全く異なる環境で、本学の教員から離れての学外実務実習ということで、不安も多いでしょうが、わからないことは指導薬剤師の方などに聞いて、しっかり勉強してください。皆さんが、成長して大学へ戻ってこられることを、教職員一同、楽しみにしております。