健康・スポーツ特別シンポジウム@オープンキャンパス

2019年08月28日

8月24日に健康・スポーツ特別シンポジウム「広島スポーツの未来を考える~若き高校生諸君に期待する~」を開催しました。本学では来年度「健康スポーツ学部」の新設※文部科学省へ設置認可申請中を予定しており、それを記念しての企画です。オープンキャンパスの来場者の方々を対象としておりましたので、どの位の人に集まって頂けるか心配でしたが、多くの方にご参加頂きました。ありがとうございました。

<スポーツにまつわる多彩な話>

当日は、昨年まで広島東洋カープの選手として活躍されていた天谷選手をはじめ、広島の地で、メディア、スポーツ用具、トレーナー、運営など、さまざまな領域においてスポーツに関わっておられる方々をパネリストとしてお招きし、お話を聞かせて頂きました。「科学的なトレーニングをする事で怪我が激減した」「東日本大震災で家族を亡くした子供がオリンピックを観戦する事で目の輝きを取り戻した」「広島カープが勝てるようになったのはトレーナーの力が大きい」「百年前に広島の似島で、ドイツ軍捕虜と、日本初のサッカー国際親善試合が行われ、これを機に日本のサッカーが強くなった」など、多彩な話をして頂きました。パネリストの皆様、ありがとうございました。なお、当日の様子は8月25日付の中国新聞でもご紹介頂きました。

<本学の新学部への期待>

聴衆からの質問への回答の中で、「『心技体』から『体技心』へ」という発言があり、後で検索してみると多くの一流アスリートが、「『体技心』の順番が大事である」と言っておられます。確かに、それぞれのスポーツで必要とされる技術を身につけて、生かすためには、そのための体づくりが必須です。ただ、体づくりばかりでは上達しませんし、誤った体づくりは、逆に上達の妨げになる可能性もあります。この辺りの加減が、しっかりとした知識と技術を持った指導者やトレーナーの出番でしょう。仕事をする上でも体の「健康」がベースになりますが、当日も「健康であるためには体を動かし続けなくてはいけないが、その指導をできる人が少ない」との指摘がありました。本学では、来年4月に、「健康スポーツ学部」の新設、および健康に着目して既存の学部を再編した「健康科学部」の設置を行います。これらの学部で「健康」や「スポーツ」について学んでもらい、自身を含め地域住民の方々が怪我をすることなくスポーツに取り組み、「健康」であり続けることを支援できる人材が活躍してくれることを期待しています。

<オープンキャンパス>

この日はオープンキャンパスも実施しており、多くの方にご参加頂きました。ありがとうございました。私自身は、シンポジウムに参加したので、会場に戻った時にはすでに東広島キャンパスのオープンキャンパスは終了しておりましたが、心理学科の会場では、すでに9月のオープンキャンパスに向けての準備をしておられる学生さんもおられました。「上下が逆さまに見えるメガネをかけてボールをキャッチする」という高校生の皆さんに体験したもらったことを私も体験させてもらったりしました。シンポジウムだけでなく、その後も楽しく過ごさせてもらった一日でした。