第2回東広島市福祉講演会

2017年02月07日

2月4日に、東広島市と地元の広島県立黒瀬高等学校、および本学が主催となり、東広島市福祉講演会を開催しました。ご来場いただいた皆様にお礼を申し上げます。

福祉・介護分野での人材不足が大きな課題となっている中、東広島市と、東広島市で福祉人材の養成を行っている広島県立黒瀬高等学校および本学の3者は、昨年3月に、福祉人材の養成に向けて包括連携協定を締結しました。この協定では、福祉・介護の魅力を市民の方に知って頂き、将来の人材育成と地元への定着、安全で安心して暮らせる社会作りに寄与し、東広島市の活性化を目指しています。

講演会は2部構成で、第一部では、蔵田東広島市長および長野県の特定非営利活動法人(NPO法人)「やじろべー」の中澤理事長の講演がありました。蔵田市長からは東広島市における取り組みについてお話を頂きましたが、随所に本学に対する期待を述べて頂き、現在進めている、交流と連携をキーワードとした改革を着実に推進しなければと、決意を新たにしました。中澤様は、福祉の現場で働く方々の想いを、具体的事例を基に話をされ、「こころ」にぐっとくるものがありました。なお、中澤様が広島に来られての第一感想は、「広島は暑い」とのことです。

第二部では、2つの会場に分かれて分科会を開催しました。私は、まず、黒瀬高等学校福祉科の生徒さん達の会場へ向かいました。生徒さん達が日頃学んでいることを紹介をされ、習得してきた介護技術の実演をされておりましたが、発表も実演も一生懸命に練習されたことがよくわかり、日頃の勉強の成果をしっかりと見せて頂いたと思います。地域の方も多く参加され、熱心に見ておられました。もっと見ていたかったのですが、途中で、もう一つの会場での、社会福祉法人あと会での福祉人材育成に関する事例紹介を聞きに移動しました。新人や2年目、3年目といった体系的な人材育成プログラムや、海外研修、リアルな給料の話もあり、途中からではありましたが、興味深く聞かせてもらいました。あと会では職員の皆さんがいきいきと働いておられる、と聞いていますが、その理由がわかったような気がします。本学の学生さんも聞いておりましたが、本学の卒業生も多く働いておりますので、自分の将来像がより明確になったのではないでしょうか。


【東広島市福祉講演会】

同日の2月4日には、親子向け体験講座も、東広島キャンパスおよび呉キャンパスで3講座実施しました。私は見学することはできませんでしたが、多くの方に来校頂き、ありがとうございました。本学では、より一層開かれた大学へ向けて改革を進めてまりますので、どうぞよろしくお願いします。


【親子向け体験講座 写真左 東広島キャンパス プログラミング、写真右 呉キャンパス お菓子作り】