名誉教授称号記授与式 ~吉川眞先生~

2020年03月13日

毎年、年度末になると退職される教員がおられます。それらの方のうち、長く本学の教授として活躍された先生や、学部長など 長年にわたり 本学の要職に就かれた先生が、名誉教授に推薦されます。本年度は、吉川眞先生が推薦され、2月に開催された本学の学部長会議で、名誉教授として認めて頂きました。吉川先生は、医療福祉学科長、医療福祉学部長、地域連携センター長を歴任され、現在は本学が運営する「広国市民大学」の学長に就任頂いております。

本学では、名誉教授に就任される先生がおられる年には夕刻に名誉教授称号記授与式を開催し、その後は懇親会で先生方の功績など思い出話をしたりしているのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大抑制のため、懇親会は中止としました。授与式も、大勢が集まる機会を減らすため、昼間に開催された3月の大学院委員会・学部長会議の前に行いました。式場は東広島キャンパスでしたが、他キャンパスへもテレビ会議システムで遠隔中継し、結果的には、例年よりも多くの教職員の方が参加されての授与式となりました。

吉川先生による授与後のご挨拶では、吉川先生がお世話になった方が紹介されました。「事」よりも「人」を中心にされたのが、吉川先生らしいと思います。また、お世話になった方の最初にゼミの学生さんをあげられたのも、先生のお人柄がよく表れていると思います。学生さんに続けて、吉川先生が本学へ就任されるきっかけとなった教員、高校生が赤裸々な思いを綴った「こころからの手紙」コンテストの実施や「広国市民大学」の取り組みに関わった職員を紹介されました。

吉川先生は、いったんご退職されますが、次年度からも本学の客員教授として「広国市民大学」の舵取りをして頂きます。「広国市民大学」の「学生」さんには吉川先生の「ファン」となった方も多いと聞いています。本学の卒業生や教職員にも「ファン」の方が多くおられるでしょう。これからもお元気で、「ファン」の方を魅了し続けて頂きたいと思います。