フライデーオベーション(Friday Ovation)~感謝の拍手を~

2020年05月22日

2020年5月22日(金)正午、本学呉キャンパス「呉ローズガーデン」を中心に、「フライデー・オベーション」を実施しました。フライデー・オベーションは、新型コロナウイルス感染症対策の最前線で働く医療・介護関係者を始めとして、感染リスクがある中で私たちの命を守ってくださっている方へ、金曜日の正午に拍手で感謝の意を伝える取り組みで、全国に広がっています。
医療・福祉関係で働く方々、少しでも早く治療方法を確立するために勤しんでいる研究者の方、自治体や生活必需品を扱ったり流通を担ったりする企業などで私たちの生活を維持している方など、皆様に、心から感謝の意を表します。本学では、建学の精神に基づき、健康・医療・福祉の分野において活躍しうる職業人を育成しており、これまで多くの卒業生を輩出してきました。まさに、医療や介護の最前線で活躍している卒業生が多くおられます。私たちの生活維持に直結する仕事をしておられる方も多く、誇りに思います。
本学では、感染拡大防止の観点から、学生の皆さんのキャンパスへの入構制限を行い、授業形態をオンラインに変更しております。そのような中ですが、呉キャンパスのローズガーデンでは、鮮やかなクリムゾンレッド色のバラ「ルージュ ピエール ドゥ ロンサール」やクリーム味がかった純白色のバラ「アイスバーグ」などの花がキレイに咲いております。手入れをしていただいている呉ローズ倶楽部の皆様、本当にありがとうございます。今後は、対面授業も一部開始し、呉キャンパスの学生さんも徐々に大学へ来られる機会が増えてきます。慣れない授業や自粛続きでストレスもたまっておられることでしょうが、「密」にならないように花を楽しんで、頑張っていただきたいと思います。

ところで、本学では昨年の入学宣誓式(入学式)において、「四つ葉のクローバーの種」を配布し、私も自宅へ持ち帰りました。残念ながら「四つ葉」にはなりませんでしたが、しっかりと芽がでて、1年以上経った今でも目を楽しませてくれています。春先は下手だった自宅の裏のウグイスも随分と鳴き方がうまくなっています。人間界はコロナ禍で大変な状況ですが、いつもと変わらず季節が進み、動物や植物が育っているのを感じると、少し心がやすらぎます。

緊急事態宣言が解除され、さまざまな制限も徐々に緩和されてきていますが、ここで気を抜くと、大変なことになります。「withコロナ」の新しい社会へ、どう変わり、どう生きていくのか考えていく、次のフェーズに差し掛かっています。本学を設置する母体である学校法人常翔学園の経営理念「四位一体」で、「学生・生徒」「保護者」「卒業生」「教職員」が一丸となって、この危機を乗り越えていきましょう。