本学では学長杯として、ソフトボール大会やソフトバレー大会を開催しており、東広島キャンパスにて、今年度初めての学長杯ソフトボール大会を開催しました。昨年度は新型コロナウイルス感染症のために開催できませんでしたので、久しぶりの大会です。この日の東広島キャンパスは、一時小雨が降る寒い日ではありましたが、呉キャンパスの学生さんチームや 教職員チーム を含めて１８チーム、約２００名が出場しました。１０月に開催した大学祭に続けて、学生さんや教職員が集まってワイワイ交流できました。

＜教職員チームは全敗で予選敗退＞

全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園を意識したお茶目な選手宣誓の後、３会場に分かれて各チームが２試合する予選を行いました。その結果、各会場で１位と２位の勝ち数が並んだため、「揉め事はじゃんけんで解決する」というルールのものと、４チームが準決勝へと進みました。私たち教職員チームはというと、２チームとも１勝もできずに予選敗退です。動こうとするけども、体がついていっていない、というのが傍目にもよくわかりました。私も２試合で４回打席に立ち、すべて凡打に終わりましたが、ボールがバットに当たると気持ちいいですね。

＜白熱した決勝戦＞

決勝は、理学療法学専攻の学生さんが主体のチーム「岡原ソフトボールサークル」と、学科混成のチーム「アンチョビパスタに塩かけただけ」になりました。一回が終わった時点では 「岡原ソフトボールサークル」 の一方的な試合になりそうでしたが、最終回、ヒットが出ればサヨナラ勝ちかも、というところまで 「アンチョビパスタに塩かけただけ」 が追い上げ、面白いゲームとなりました。優勝が決まると、 「岡原ソフトボールサークル」 の全員がマウンドに集まって喜び合っておりました。 「アンチョビパスタに塩かけただけ」 の最終バッターは女子学生で、自分が打てないとチームが負けるということで、打席に向かうのが不安そうでしたが、チームメイトが「どうなってもいいから頑張れ」と送り出している姿もよかったです。

ところで、この学長杯ソフトボール大会にはいくつかの独自のルールがありますが、その中でも、チームに女性を３名以上含める。登録メンバーの全員が打席に入る。というのが特徴的です。ソフトボールの経験の少ない学生さんや教職員もおり、不安のなかで試合に臨んだ人もおられますが、エラーをしたりチャンスで凡退しても、仲間が温かい声をかけておりました。

＜生き生きとした学生さん＞

最近は、コロナ禍で学生さんと話をする機会が少なかったのですが、この日は多くの学生さんと話をすることができました。１、２年生にとっては初めての学長杯でしたので、「続けて計画してほしい」「ソフトボールだけでなく、違う種目でも開催してほしい」などの声が聞かれました。「試合で忖度するので単位ください」「試合は勝てると思うけど、単位は危ないです」というような冗談（本気？）を言う学生さんもおられました。じゃんけんで負けて準決勝に残れなかったチームが空いている会場で試合をしたりもしており、学生さんも楽しく時間を過ごせたことと思います。多くの学生さんがワクチン接種済みですし、コロナが落ち着いている時期の屋外ということもあり、歓声をあげながらの大会で、学生さんの生き生きとした姿を見れて本当に良かったと思います。

＜お礼＞

参加賞や賞品は教職員の寄付で用意しましたが、東広島市やJA全農広島から東広島市のブランド米「恋の予感」を学生支援にと寄贈いただいておりましたので、その一部も賞品とさせていただきました。寄付いただいた皆様、ありがとうございました。また、企画・運営にかかわってくれた教職員や呉体育会・文化会本部の学生さん、審判を引き受けてくれた硬式野球部の皆さん、ありがとうございました。

＜サッカーの試合やクラブ活動も＞

ところで、ソフトボールの試合を行っている横では、本学と海上保安大学校との間で、サッカーの試合も行われていました。人工芝のグラウンドを整備したおかけで、週末には多くの試合が組まれているようです。新しいActive Wellness Center(体育館）もクラブ活動などで賑わっていました。新型コロナウイルス感染症が拡大している時期には、せっかく新たに整備したこれらの施設を利用できる機会が少なかったので、うれしい限りです。

＜開学２５周年に向けて＞

本学を設置している常翔学園が来年１０月３０日に学園創立１００周年を迎えますし、その半年後には本学が開学２５周年を迎えます。本学は「ともにしあわせになる学び舎」という将来像を掲げ、交流や連携を重視していますので、来年度はこれらを記念して学生さんだけでなく地域の方も参加いただいて交流できるイベントを実施したいと考えています。オミクロン株も登場しており、心配ではありますが、無事イベントを実施できることを期待しています。