学園創立100周年記念式典・シンポジウム開催!
本学を設置している常翔学園は本年10月30日に学園創立100周年を迎え、記念式典および学園設置3大学合同シンポジウムを、大阪工業大学梅田キャンパスにて開催しました。オンラインでの配信もしましたが、広島からも多くの方に会場に足を運んでいただきました。オンラインで、また、会場で、ご参加頂きました方々に心よりお礼申し上げます。
<式典>
西村理事長の式典挨拶でも説明がありましたが、100周年記念式典は、食事や、アトラクション、お土産などは提供しないこととしました。私立大学は、有志の方々が、私財を投げ打って創設されます。それを考えた時、式典に大きなコストをかけることを、本学園の創立者の方々がどう思われるだろうか、という疑問があり、同じお金を使うなら、学生・生徒のために使うべきだという結論に至りました。式典では、理事長から2023年から15年の2037年に向けての学園長期ビジョンJ-Vision37が発表され、続いて設置各学校長から将来像や長期目標の紹介がありました。
<3大学合同記念シンポジウムの打ち合わせ>
シンポジウムは「伝統の継承と革新〜持続可能な未来を創造する人づくり」と銘打って、歌舞伎俳優で、2025年大阪万国博覧会アンバサダーの松本幸四郎さんによる特別講演「歌舞伎が好きと思えた原動力」と、松本さんと3大学学長とでパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションについては、午前の式典の後、急ぎ昼食を済ませて、フリーアナウンサーで進行役の八木早紀さんを中心に、松本幸四郎さんも加わって打ち合わせが行われました。テーマ・話題は大きく分けて5つあったのですが、事前に用意できたのは、「大学紹介」と「地域・社会連携紹介」についてのスライド2組です。進行役の方からこんな質問があるので考えておいてください、というケースもあるのですが、結局、「なんとかなるでしょ」という雰囲気で打ち合わせはあっけなく終了しました。
<シンポジウム>
特別公演では、松本幸四郎さんが歌舞伎を辞めようと思ったことがあること、コロナ禍になって歌舞伎の上演をZoomで配信することに踏み切った背景など、いろいろな話を聞くことができました。歌舞伎への想いが伝わってくるご講演でした。パネルディスカッションでは、進行の八木さんから、「そうきたか」というような思いもよらない質問もありましたが、「なんとかなった」と思います。
大きなトラブルもなく式典・シンポジウムが終了し、我々発表者はもちろんですが、準備に携わった学園関係者も、ほっとしたというのが正直なところです。登壇者が体調不良になった場合に代理をお願いすることになっていた副学長等の先生方は、登壇者がそろっている様子を見て早々にほっとされたこととは思いますが。
<胡蝶蘭たち>
式典・シンポジウム会場は梅田キャンパス3階の常翔ホールでしたが、1階のロビーにはお贈りいただいた胡蝶蘭がずらっと並び壮観でした。学園がいかに多くの方々に支えて頂いているのかを感じます。ロビーはガラス張りですし、ロビーコンサートなども開催されています。さらに、コンビニや、常翔ホール、レストランなどに外部の方が入ってこられる機会も多いので、胡蝶蘭が多くの方の目を楽しませてくれることでしょう。
<次の100年に向けて動き始めます>
100年後に社会がどうなっているのかは誰にもわかりません。大学が存続していても今とは大きく異なる教育方法となっている可能性も高いと思いますが、まずは、社会の動きに注目しながら、これからも選ばれる大学であり続けるよう更なる教育の質向上に取り組んでいかなくてはいけません。
本学では15年後の将来像として「ともにしあわせになる学び舎〜ひとをつなぎ くらしをつなぎ 未来へつなげる〜」を掲げました。式典でも、シンポジウムでもお話ししましたが、本学では、この将来像のもと、学園内設置校をはじめとして他教育機関や地域との連携をさらに進め、一人ひとりのウェルビーイング、さらには地域のウェルビーングに貢献できる人材育成・活動を進めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。