開学25周年記念「スポーツ・健康フェア」開催!

2022年11月16日

本学は1998年に開学し、皆様のご支援のおかげで、来年4月に開学25周年を迎えます。それを記念して、呉キャンパスと東広島キャンパスのそれぞれで「スポーツ・健康フェア」を開催しました。本学を設置している学校法人常翔学園は10月30日に創立100周年を迎えており、その記念イベントでもあります。加えて、今年の4月に呉キャンパスは設置20周年を迎えており、その記念でもあります。イベントに参加いただいた皆様、ありがとうございました。

<呉キャンパス スポーツフェア>

呉キャンパスのスポーツフェアでは、午前中に東京2020パラリンピックのボッチャペア(BC4)で日本代表として8位に入賞した古満渉選手のボッチャ、車椅子バスケットボール、シッティングバレーボールの体験会、午後からは東京2020パラリンピックのやり投げ(F46)で日本代表として6位に入賞した白砂匠庸選手のやり投げデモンストレーションとRCC田村友里アナウンサーの司会で白砂選手や広島県でパラスポーツの普及にご尽力されているお2人 、白砂選手が使われている義手開発を行なっている本学の教員の対談がありました。

<パラスポーツ体験>

体験会では私もボッチャに挑戦しました。ボッチャは簡単に言えばジャックボールという白いボールに自分のチームのボールをいかに近づけるかを競うゲームです。私も2投だけですが、ゲームに参加させてもらい、運良くジャックボールにピタッとつけることができ、気持ちよかったです。

この度参加者に体験していただいたパラスポーツは、障がいのあるなしに関わらず一緒に楽しめるものです。特に、ボッチャは年齢に関係なく気軽に楽しめます。このようなパラスポーツがもっと普及することで、多様な人々との交流が進み、多くの人が笑顔になっていけばいいと思いました。

<白砂選手やり投げ>

午後から行われた白砂選手のやり投げデモンストレーションでは、本学の1年生がやり投げ体験に挑戦してくれました。白砂選手が、「ついついボールを投げる感覚になってしまい、槍を後頭部にぶつけるんですよ」と言われていたのですが、まさにその状態となりました。本当に痛そうでした。対談では田村アナウンサーの軽快な司会の下、いろいろな話題で盛り上がりました。白砂選手は槍を持たない方の手に義手をつけて投てきをされており、世界でも唯一だとか。トラック競技からやり投げに転向した経緯や、パラスポーツを始めてから障がいを隠すことなく活動できるようになったことなども話しておられました。

<東広島キャンパス スポーツフェア>

東広島キャンパスのスポーツフェアは、午前中は100m走の日本記録保持者である「山縣亮太選手による走り方教室」、午後からは山縣選手による講演と山縣選手のコーチをしておられる慶應義塾大学の高野大樹さん、そして本学医療栄養学科教員による対談でした。

<走り方教室>

午前中の走り方教室は、あいにくの雨のため小学生対象の教室と中高生対象の教室が離れたスペースでの実施となってしまい、山縣選手は主として中高生を対象に指導をされました。天気が良ければ、両教室とも東広島キャンパスの全天候型の陸上競技場で行うことができ、小学生も山縣選手と一緒に走る時間が多く取れたのですが、小学生への指導の時間が短くなってしまい、申し訳なかったと思います。


<山縣選手講演会・対談>

午後からの講演会では、チームを作って活動することの大切さや今後に向けての思いなどの話を聞くことができました。その後の対談は、RCC田村アナウンサーの司会で行われました。本学の健康科学部医療栄養学科でスポーツ栄養に力を入れていることもあり、山縣選手が自身で作っておられる食事の写真が紹介されるなど栄養に関する話題を多く取り上げてもらいました。山縣選手は膝の手術を経たからこそ、どこに負担がかかっているかなど分析ができ、さらに速く走れるようになると宣言されていました。高野コーチも、山縣選手ほど詳細に、深く分析している選手はなかなかいないと言っておられ、これが山縣選手の強さの秘訣の一因だと感じます。このようなアプローチはいろいろな場面に応用できそうです。

<古満選手、白砂選手、山縣選手、応援しています>

古満選手、白砂選手、山縣選手ともにこれからの競技会でいい成績を残し、パリでのオリンピック・パラリンピックで活躍することを目指しておられます。お2人とは直接お話しする機会もできましたし、これまで以上に応援して行きたいと思います。


<健康フェア>

両キャンパスの健康フェアでは、内視鏡体験、救命処置体験、血管年齢測定、骨密度測定、ジャム作り体験、マインドフルネス入門など、さまざまなイベントを開催しました。時間帯によってはかなり待ってもらわないといけない時もあったようです。私自身も、空いている時間帯に血液中のヘモグロビン値推定や血管年齢の測定を行ってもらいました。このようなイベントはコロナ禍でなかなか開催できませんでしたが、やっと動き始めることができました。

<25周年の先へ向けて>

本学では、本学の開学40周年へ向けて、来年度からは「ともにしあわせになる学び舎〜ひとをつなぎ くらしをつなぎ 未来へつなげる〜」という将来像のもとで活動していくこととしました。健康・医療・福祉という本学の専門分野での人材育成・活動を通じて、一人ひとり、さらには地域の「しあわせ」「ウェルビーイング」に貢献していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。