モルックで楽しい1日 ー学長杯争奪スポーツ大会!

2023年06月28日

<モルック>

先日、学長杯争奪スポーツ大会を呉キャンパス3号館(教育会館)横の芝生で開催しました。これまでの学長杯はソフトボール大会かソフトバレーボール大会としておりましたが、ちょうど梅雨時。雨が降ったら屋内でも開催できるスポーツという事でモルックを選びました。昨年、学生さんに「こんな競技がありますよ」と教えてもらっておりましたが、私自身はモルック初体験です。モルックは子供から高齢者まで一緒に楽しむ事ができるスポーツです。12本の木からできたピンを立て、木の棒を投げて倒すゲームです。倒れたピンは倒れた場所に立てて、次の人が棒を投げるというように、比較的ルールも簡単です。

<予選>東広島キャンパスや呉キャンパスの学生さんチーム、教職員や、そのお子さんが加わったチームなど、大会には1チーム4人で、16チームが出場しました。午前は、4チーム毎のブロックに分かれての予選です。どこかのチームが50得点するとそのセットは終了。3セット行い、総合点でブロック毎に順位を競いました。芝生の上で、しかも投げるのが棒なので、イレギュラーに跳ねてしまい、なかなか思い通りのピンを倒せません。チームの3人が続けてピンを倒す事ができないと、そのセットは失格で0点となります。私たちの予選ブロックは第1セットにいきなり4チーム中3チームが失格になるという波乱のスタートでした。私たちのチームも失格でしたが、その後の2セットはなんと私たち教職員チームが各セット50点と、総合得点100点でブロック1位となって決勝ブロックにコマを進める事ができました。2位の学生さんチームも総合得点は100点で並んだのですが、私たちのチームが50点を2回ということで、順位は上、ということになりました。学長杯ですので、学生さんに決勝に進んで欲しいという気持ちはありましたが、勝負は勝負です。

<順位決定戦>

午後からも4ブロックに分かれて、順位決定戦です。私たちのチームの決勝ブロックでは、予選ブロックの時と比べて、倒れたピンが遠くへ転がり、倒すための難易度が上がったように感じました。そのためか、私たちのチームは、2セット続けて失格となり、総合得点0点のまま最終の第3セットへ突入しました。ちなみに第3セットが始まる時には、すでにほぼ優勝を決めているチームがあり、2ー4位の順位争いでした。

第3セットでは、私たちのチームは、失格、つまり総合得点0の危機を何度も迎えましたが、何と最後に副学長、そして私が続けてラッキーな得点をしたため、第3セットに50得点して、3位に食い込む事ができました。4ブロックで行われた順位決定戦ですが、最後まで競技をしていたのが、決勝ブロックということで、終盤は、職員による実況中継も加わり、早く終わったブロックの参加者からも応援や優しいヤジもあって、大変盛り上がったと思います。

開会の挨拶で、「みんな初心者なので、どのチームにも優勝のチャンスがある」とお話ししたのですが、教職員チームが決勝に残り、しかも3位というのは快挙です。ソフトボール大会やソフトバレー大会では、私たちのような教職員チームが上位に食い込むことは考えられません。運営担当の職員からは、「学長杯なので、4位になって欲しかった。できれば決勝に残ってほしくなかった。」と言われてしまいましたが、時にはこのような結果も欲しいですね。

<楽しい1日でした>

この日は、適度に風が吹いていて、暑すぎもせず、いいモルック日和でした。学生さんも、自分たちや他のチームを応援したり、素晴らしいプレーや残念なプレーに大きな声やジェスチャーで反応したりと、みんなで一緒に楽しい1日を過ごすことができました。

会場横には市道があり市民の方が歩いておられますし、キャンパス内には大学見学に来られた高校生やそのご家族もおられ、学生さんや教職員が楽しく競技している様子を見て頂くことができました。2週間前には同じ会場で、地域まるごと文化フェスを開催して賑わっていた場所でもあり、また一段とコロナを吹き飛ばすことができたのではないでしょうか。

<結果は?>

結果ですが、優勝は呉キャンパスの医療栄養学科4年生チームで、準優勝は東広島キャンパスのリハビリテーション学科作業療法学専攻3年生チームでした。優勝トロフィー、準優勝トロフィーは、しばらくの間、それぞれのキャンパスに飾っておく予定です。私たちのチームには、2歳のお子さんを連れてこられた職員がおりましたので、3位の賞状は、その子に渡しました。賞状を受け取って、お父さんのところへ戻る様子を、まわりの学生さんもニコニコ顔で見守っており、ほっこりとした気分にさせてもらいました。

今回のスポーツ大会は、模擬試験等の都合で出場できなかった学生さんも多かったようで、「次は自分たちも出場できるような日程で開催してください」とお願いされてしまいました。なかなか全学生さんの都合のいい日というのは難しいですが、これからも学長杯争奪スポーツ大会を実施していきます。積極的に参加して、いろいろな人と交流して、楽しんで欲しいと思います。