高校生の家族への想いをしたためたこころからの手紙コンテスト授賞式

2016年11月29日

11月27日(日)に、広島国際大学と毎日新聞社が主催の「第4回こころからの手紙コンテスト 授賞式」を本学の広島キャンパスにて開催しました。このコンテストは高校生を対象とし、日頃は伝えにくい家族への想いを手紙にしたためることで、あらためて家族との絆を考えてもらうことを目的に開催しています。

当日は、最優秀賞の沖縄県立向陽高等学校 金城五月花(きんじょうさつき)さん、優秀賞の山口県立徳山商工高等学校 矢野茜里(やのあかり)さん、同じく優秀賞で福山市の盈進高等学校 重政優(しげまさゆう)さんがご家族や担任の先生と来てくださいました。盈進高等学校は昨年は最優秀賞を受賞した生徒さんがおられたのですが、その時に来てくださった関係者の方が、本年も授賞式に参加してくださいました。参加して頂いた皆様、ありがとうございました。

最終審査の様子は、以前にも紹介しましたが、本年のコンテストでは、全国の高校生から2331通もの、家族にあてた手紙をお預かりしました。どの手紙も、家族への感謝の思いであふれているものでした。授賞式では、受賞者の方に賞状をお渡しした後、受賞者自身により手紙の朗読をしてもらいました。手紙を読むだけでも、感動するのですが、ご自身による朗読を聞かせてもらうと、さらに心が揺り動かされます。素直に家族への思いを語りかけるように朗読されている声を聞いていると、目頭が熱くなりました。なお、授賞式では臨床心理学科(現 心理学科)の学生さんが司会をしてくれましたが、彼女は来年4月からは本学の大学院 実践臨床心理学専攻で学び、臨床心理士を目指すそうです。今日の経験が彼女のキャリアに活かさせると思います。

コンテストの実行委員長の吉川教授が閉会の挨拶で、「しあわせをおすそわけしてもらった、ありがとう」という内容の話をしておりましたが、本当にそうだと思います。これは、今回受賞された高校生の皆さんだけでなく、応募してくれた高校生全員への感謝の意です。応募してくださった高校生の皆さん、本当にありがとうございました。また、審査にあたって頂いた本学の教職員、毎日新聞社の皆様にもお礼を申しあげます。

最優秀賞を受賞された金城さんが、受賞の挨拶で「昨年も応募しようかと思ったけども、勇気がなかった。今年、勇気を出して応募して本当に良かった」と言っておられました。「こころからの手紙コンテスト」は、来年度も実施する予定です。高校生の皆さんには、是非挑戦してもらい、あらためて家族との絆を考える機会、普段はなかなか言葉にできない感謝の気持ちを表す機会としてもらえると幸いです。


【こころからの手紙コンテスト授賞式】