年の瀬に連携協定3件

2016年12月22日

年の瀬も迫ってきた12月ですが、相次いで3件の連携協定を締結しました。このような連携を通して、本学に関わるあらゆる人がしあわせになるよう努力していき、ますます地域に必要とされる大学となりたいと思います。以下、3件の協定を簡単にご紹介します。

12月9日には、社会福祉法人常光福祉会、広島県瀬戸内高等学校と広島桜ヶ丘高等学校を設置している瀬戸内学園、および本学の3者で、「医療・福祉・介護分野の人材育成に係る連携協定」を締結しました。日本は超高齢社会を迎え、医療・福祉・介護の分野で人材不足となっており、地元広島も例外ではありません。本協定では、瀬戸内学園が設置している高校の生徒さんに、医療・福祉・介護分野について正しく理解してもらうことで進路選択のお手伝いをします。また、常光福祉会のご協力のもと、実践的な教育に取り組みます。さらに、常光福祉会におかれましては、本学へ進学を希望する瀬戸内学園設置高校の生徒さんを対象にした奨学金制度を設けられます。この制度により、経済的な理由で大学への進学を躊躇している生徒さんの本学への進学を支援し、本学卒業後は、医療・福祉・介護の専門職として、常光福祉会で活躍してもらう取り組みが始まります。この協定が、広島における医療・福祉・介護分野で活躍できる人材育成、さらには、人材不足の解消につながると確信しております。

12月12日には、進徳女子高等学校と包括的連携協定を締結しました。進徳女子高等学校は広島県内で唯一、食育デザイン科を設置し、特色ある教育を行っておられます。現在、新しい校舎を建築中で、オール電化の調理器具を全国でも初めて導入するそうです。本学でも、医食同源、薬食同源の観点から医療栄養学部を設置し、行政による「ひろしま地産地消推進事業」に取り組んだり、「健康レシピコンテスト」を実施したりと、食育に関する事業を進めています。両校が連携することで、食育に関する発信力が向上し、広島市民、広島県民の健康維持や疾病予防などに大きく寄与できると確信しています。まずは食育の分野での連携を優先して進めていきますが、広く医療・福祉・介護分野についての理解を深める活動、および、これらの分野で活躍できる人材育成へと進めたいと思っております。

12月15日には、東広島市および東広島市選挙管理委員会と、大学内期日前投票所の設置等に関する協定を締結しました。投票推進や、大学生に行政や選挙に対する興味や関心を持ってもらいたいという目的もありますが、本学の学生には、候補者の訴えを、自分の頭で考え、判断し、投票を通して社会参加ができるようになってもらいたいと思います。