中台科技大学表敬訪問と医療福祉学部海外研修

2017年01月06日

明けましておめでとうございます。
皆様は、年末年始をどのようにお過ごしされたでしょうか。私は、少しだけですが、使わなくなって家に長く放っておいた物の整理ができました。また、家族や親戚とともに新年を祝ったり、初詣に出かけ、家族の健康と大学改革の成功、国家試験を受験する学生さん達がいい結果になることを祈願したりと、いい正月を過ごすことができました。

広島国際大学ですが、今年は、「交流と連携」をキーワードとして、教育、研究、社会貢献活動を推進していきます。そこで、今年最初のブログも「交流と連携」をテーマに、昨年末のこの欄でも触れましたが、12月25日の台湾の中台科技大学への表敬訪問と12月23日から26日にかけて同行した医療福祉学部の台湾海外研修についてご紹介します。

【台湾 海外研修へ出発】
海外研修の引率は、医療福祉学部の包先生ですが、今回は私の他に、久保田副学長兼医療福祉学部長、矢原医療福祉学科長も同行しました。私たちは、参加した13人の学生さん達とともに、初日の23日には台北市近郊の施設、24日には台中市近郊の施設を見学し、施設の方からいろいろな話を聞かせていただきました。どの施設でも大変丁寧に対応してくださり、私も勉強になりました。質問タイムも設けられており、学生さんから質問がなかったらどうしようかと不安でしたが、台湾における介護・福祉の資格、スタッフの勤務状況など、学生さんから次から次へと質問がでてきて、杞憂に終わりました。つたない発音で入居者の方に挨拶をすると、日本語で返事がきたりと、日本語がわかる方が多かったのも印象的でした。

   <包先生と医療福祉学部の学生>

【中台科技大学を表敬訪問】
25日の午前中は、昨年、連携協定を締結した中台科技大学を表敬訪問しました。日曜日にもかかわらず、李学長をはじめ多くの教職員の方が歓迎してくださいました。中台科技大学は、本学と似た学部を設置している私立大学で、一昨年にも医療福祉学部の海外研修でお世話になっております。双方の学長挨拶、出席者の紹介や記念品の交換などを行い、その後、具体的な連携についての打合せをしましたが、中台科技大学の海外研修プログラムにおける、本学への大きな期待を感じました。この連携が、台湾、日本、さらにはアジアの医療・福祉・介護分野の発展につながることを信じております。

           <中台科技大学にて>

午後からは学生さん達も中台科技大学へ到着しましたが、私と矢原先生は、台中市の中心部に位置する市民公園の一画にある博物館、台湾民族文物館を見学しました。中台科技大学の李学長自らが運転される車で連れて行ってもらい、李学長と国際交流センターの張先生、博物館の黄先生にいろいろと説明をしてもらいましたが、産官学連携のプロジェクトとして、台中市からの委託で再整備を進めているとのことです。現在は一般公開している部分は少ないのですが、ステージやレストランも設置し多くの市民が集まる場所にしていくそうです。大学としてはサービスラーニングなど、学生の教育に活用する狙いがあり、この日も二人の学生さんが受付をしていました。今年中にはかなり整備されるそうなので、どのように変わっていくのか、興味があるところです。是非、また見に行きたいと思います。

私たちが博物館を見学している間、本学の学生さん達は、中台科技大学の大学院生とともに、本学の久保田先生と、中台科技大学の徐先生との合同授業に臨みました。中台科技大学の学生さんは社会人も多く、久保田先生の話が新鮮だったのか、非常に多くの質問があったそうです。本学の学生さんにもいい刺激になったのではないでしょうか。博物館の見学から戻ってきた私たちも、授業の終わりに合流することができました。その後、本学の学生さんと一緒に、宿泊先の台北に向かうバスに乗り込みましたが、中台科技大学の学生さんが一緒に写真を撮ろうと言ってくれたり、バスの出発を李学長や中台科技大学の学生さん達が見送ってくれたりと、非常に気持ちの良い訪問でした。訪問時の写真は、中台科技大学のHPでも紹介されています。http://www.ctust.edu.tw/files/14-1000-30197,r77-1.php?Lang=zh-tw


<博物館前での写真。左から、二番目が李学長>

【帰国】
26日は、午前中に故宮博物館や忠烈祠の衛兵交代式を見学した後、無事帰国しました。学生さん達は、クリスマスにケーキを食べることができなかったのが残念だったようですが、大きなトラブルもなく、充実した4日間でした。学生が見学に訪れた施設の皆様、中台科技大学の皆様、また、研修旅行中にお世話になった旅行会社の皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。また、海外研修の引率として大活躍された包先生、お疲れ様でした。なお、この海外研修の様子は、近いうちに、医療福祉学部のFacebookで紹介される予定ですので、是非そちらもご覧下さい。

医療福祉学部Facebookへのリンク https://www.facebook.com/medical.welfare/