心理学科

教授(学科長)

菱村 豊(ひしむら ゆたか)

心理学科では、心理学とその関連科目を通して「社会で役立つ技術」と「知識としての科学」を学びます。それを私たち教職員全員で親身にサポートします。同じ関心を持つ仲間たちとの生活をここ東広島で始めましょう。

専門領域
動物心理学、認知学習心理学
担当科目
動物心理学、学習心理学、心理学実験
スポットライト
「動物の心を通して人間の心を考える。」

ヒトと動物のコミュニケーションにさまざまな方法でアプローチ。

人間や動物が仲間から送られた情報をどのように利用するのかということについて研究しています。この大学で学生と接する中で、ヒトが持つ心理学的課題についても、大切に考えていく必要があると考えています。

主要業績

著書

学習の基礎研究:動物を使って学習の仕組みを探る 共著 2018年12月 太田信夫(監修) シリーズ心理学と仕事 第4巻 学習心理学 北大路書房
学習心理学における動物を用いた基礎研究について、条件づけパラダイムを中心に解説した。

学術論文

Further evidence that social interaction reduces conditioned taste aversions in mice. 単著 2018年12月 Japanese Psychological Research, 電子版doi: 10.1111/jpr.12244
マウスの味覚嫌悪条件づけは既知の同性他個体と接触した場合に弱まるが、それは被験体がオスの場合だけであった。この結果は味覚嫌悪の社会的減弱にとって他個体が未知か既知かということが重要な要因ではないことを示している。

学術論文

ストレス刺激呈示時のマウスの核心温と体表面温度の変化 単著 2018年3月 広島国際大学心理学部紀要, 5, 27-33
マウスに恐怖条件づけをおこない核心温と体表面温度の変化を同時に測定した。動物のストレス指標として核心温だけではなく,非侵襲的な体表面温度も利用できる可能性が示された。

学術論文

マウスにおける外的刺激による味覚嫌悪条件づけの妨害 単著 2016年3月 広島国際大学心理学部紀要, 3, 3-8.
マウスの味覚嫌悪条件づけは中毒症状経験中の断続的な弱い電気刺激によって妨害されることが明らかになった。

学術論文

Interactions with conspecific attenuate conditioned taste aversions in mice. 単著 2014年11月 Behavioural Processes, 111, 34-36. Elsevier
味覚に対する中毒症状を経験後に同性他個体と3時間一緒にされたオスマウスは、その後当該味覚に対する嫌悪を弱めることが明らかになった。

趣味、特技、好きなこと

最近すっかり目が悪くなってしまいペースは落ちているのですが活字は好きです。

ゼミ生/チュートリアル生からみた先生

厳しいところもありますが、とても優しい先生です。
学生思いで優しい先生です。
お父さんみたいな先生。
優しくも情熱のある先生です。
学生に正面から向き合ってくれる先生です。
やさしくまじめに向き合ってくれる先生です。
温厚な先生でゼミや授業など、しっかり行ってくれます。厳しいところもありますが、親しみやすい先生です。
とても優しく何に対しても丁寧に教えてくださる先生です。あとシャーペンより鉛筆派です。

高校生へ 教員からのメッセージ

ヒトと動物の実験心理学を専門としています。私が学生の頃とは、大学の教育研究スタイルは大きく変化しています。しかし人を育て、人にとって意義のある活動をするという大学の役割自体は変わっていません。良い習慣を作り、良き市民として生きる。そのことを忘れず、学生となる皆さんと一緒に前へ進んで行きたいと考えています。

研究室紹介ポスター

研究室紹介

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