医療経営学科

卒業生の声

この先の未来像 INDEX

医療ビジネス業界の主な職種

高齢化が進み、医療産業がますます発展する中、医療業界では経済・経営の専門家を求める声が高まっています。卒業生は、経営、情報、医療の知識を身につけ、成長が大きく期待される医療業界で活躍しています。

医業経営コンサルタント・医事スタッフ

病院の建て替え、電子カルテの導入、診療情報の管理、物品管理など、専門知識を駆使し、病院の経営改善、業務改善などを担います。

医薬品メーカー・商社

MR(医薬情報担当者)として、自社製の医薬品の普及を促したり、MS(マーケティング・スペシャリスト)として、医薬品の流通を担います。

医療機器メーカー

MES(医療機器メーカーの営業)として、病院の医療機器の導入にかかわり、効果や試算の提示まで行います。

銀行などの金融機関

保険や年金など幅広い知識を活かし、金融機関のマネーコンサルタントとしてライフプラン全般の相談を担います。

医療・福祉関連企業

大手情報機器メーカーで電子カルテの導入をはじめ、医療・福祉関連産業へ参入しているさまざまな企業の関連部署で活躍。

行政

国や地方自治体などで、保健、医療、福祉分野の調査・開発や、制度の設計・見直しなど、公的な仕組みづくりに携わります。

主な就職先

病院~病院の健全な経営に貢献~

勤務先 広島大学病院

広島県立安芸南高等学校 出身

医療経営学科 2018年度卒業

小林 樹生さん

幅広い専門職が働く大学病院で全体を見渡しながら経営に関わる

診療情報管理士の資格を活かして、大学病院で働いています。患者様の診療情報のデータベース化・活用も大切な仕事で、基本的な医療知識に加え、ITスキルも必要です。また、医師以外にも、様々な部門の人と意見交換する対話力も大事ですね。いつか病院の経営マネジメントに深く携われるよう、ここでキャリアを研鑽しています。

勤務先 独立行政法人 国立病院機構 岩国医療センター

広島県立府中高等学校 出身

医療経営学科 2018年度卒業

谷本 千紘さん

ゼミの仲間と支え合い、就職活動を乗り越えました。

2年間経理係として各業者、職員への費用の支払い、帳簿や伝票の管理を行っていました。その後、契約係として医療機器の契約をメインに購入手続きを行っています。在学時は診療情報管理士、メディカルクラーク等の資格取得に取り組みました。特に診療情報管理士の資格は3年次の夏から勉強スケジュールを立て、分からないところやモチベーションが下がってしまうときにはゼミの仲間と声を掛け合いながら勉強に励むことができ、無事合格することが出来ました。病院で就職したいと言う漠然とした理由で入学しましたが、病院実習や資格取得を経てわたしは改めて病院就職を強く希望するきっかけとなり、この大学で良かったと強く感じました。病院就職だけではなく、医療を学んだことで様々な企業にも必要とされる人材が育成され、就職の幅が広がると感じました。また、先生と生徒の距離が近く困った時にはすぐに相談ができる環境であり、不安な就職活動も安心して乗り越えることが出来ます。

勤務先京都大学医学部附属病院

広島県立高陽高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

岡本 佳子さん

人、モノ、お金、ICT、医学、社会保障制度、
経営学について幅広い分野を学ぶことができるのが魅力です。

効率的な病院運営をサポートするにあたり、様々な病院情報のデータを収集し分析をした上で、経営改善の企画及び立案する業務も担当しています。そのため、新しい視点やアイデアを求められることも多くあります。さまざまなデータを分析し、精査した結果について会議の場でプレゼンテーションを行い、情報共有をすることで様々なご意見を頂いています。大学入学当初は、人前で話すことが苦手で、思うように他人にメッセージを伝えることができませんでした。在学時は医療関係者や企業の方と交流する場に出向き積極的に話す機会を設け、自分自身の活動内容についても授業で発表するなど、苦手だったことにもチャレンジし続けたことが自信につながったと思います。経営改善の企画及び立案を検討するにあたり、医療や診療報酬、ICTの知識は必要不可欠です。医療経営学科では、人、モノ、お金、ICT、医学、社会保障制度、経営学について幅広い分野を学ぶことができるため、病院の中のさまざまな部署に配属されても大学で学んだ知識を活かすことができると考えています。

勤務先独立行政法人国立病院機構 呉医療センター

私立崇徳高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

藤田 将平さん

現在企画課に所属し、経理業務を担当しています。大学で学んだことで印象的なのは、今の業務に直結する会計関連の講義や法律関係の講義です。医療業界を就職先として考えている方には、広島国際大学で学んだ知識等は、たとえ漠然とした記憶でも実践で役立つと思います。

勤務先 独立行政法人 国立病院機構 岩国医療センター

山口県立華陵高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

廣津 衣都さん

学生時代のさまざまな経験が現在でも役にたっていると思います。

現在、企画課の医事を担当しています。レセプト点検や、看護必要度、施設基準検証を毎月行っています。学生のときは、ゼミ活動とアルバイトに力を入れていました。また、オープンキャンパスなどで学外の方の対応をするときに、どのような言い方で、どのような内容であれば相手が魅力を感じ、興味をもってもらえるかをよく考えていました。そのことが後に、自分自身をPRする就職活動に大きくプラスに働き、貴重な体験をさせて頂いていたと思います。就職してからも、職場の上司や同僚に、医療経営学科という珍しい学科名からまず興味をもっていただき、自分自身を知ってもらうきっかけになっています。大学を卒業してからも、先生方と関係は続いており、卒業生が集まる機会を作ってくださっていることで、同級生だけでなく、先輩後輩問わずたくさんの方と交流をもつことができているのも魅力だと感じています。

勤務先社会医療法人ペガサス 馬場記念病院

広島市立安佐北高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

杉本 怜弥子さん

積極的に何事にもチャレンジすることの大切さを学びました。

外来で来院された患者様のカルテの入力や、会計業務を担当しています。また、病名を付けたりするレセプト業務も行っています。在学時は、積極的に様々な病院へ見学に行き、実際に働いている職員の方々のお話を伺うことで、病院の組織の違いなどによって運営方法が異なることを学びました。実習の準備で受講した『病院管理演習』という講義では、医療経営の重要性、病院のマネジメントの基本的な知識を学びました。大規模病院の多くは電子カルテを導入しています。電子カルテは病院内の情報の共有化をすることで業務の効率化が図れます。しかし、停電・故障等のリスクがあります。その対応の為に、紙カルテの運用方法について、帳票の伝達方法や診療、患者・スタッフの流れを学びました。これは、病院に入職しなければ学べないことですが、広島国際大学では在学時から学ぶことが出来るのが強みだと思います。

勤務先国立大学法人京都大学 京都大学医学部附属病院

島根県立大社高等学校 出身

医療経営学科 2016年度卒業

三代 つかささん

将来、幅広い分野で活躍できる可能性が広がります。

現在は、施設基準の届出や医療法にかかる構造承認の申請、患者サービス向上に向けた取り組みなどの業務を担当しています。私は、早い時期から就職活動を意識し、積極的に病院見学や企業説明会に参加しました。実際に病院や企業へ足を運び、自分の目で現場を見て感じることで、自分に合った就職先を選択できると思います。私も希望する病院へ何度も足を運び、病院職員の方々と接していくうちに「ここで一緒に働きたい!」という思いが強くなり、志望先が決まりました。医療経営学科では、経営学にプラスして医療の知識を学ぶことができるため、病院への就職に限らず、医療系の企業はもちろんのこと、全く医療とは関係なさそうな金融機関や地域行政など幅広い分野で活躍できるチャンスがあることは大きな魅力だと思います。

勤務先地方独立行政法人 広島市立病院機構 広島市立広島市民病院

サビエル高等学校 出身

医療経営学科 2015年度卒業

山下 真美奈さん

実際の医療現場で使える医学・医療を学べることが、
一番のオススメポイントです。

病院の収支の管理や診療料金設定、病気の原因の解明など研究する医師の先生方のサポートに関わる業務に携わっています。大学時代に学んだ専門用語の知識があることで、入職後すぐに医師などの医療スタッフと会話をすることができ、すぐに信頼関係を築けたように思います。最初の配属は経理だったのですが、医療機器の購入を計画する際に、現場からの声を一般事務職員にも分かる平易な言葉に変えて起案することができました。また、保険の知識や会計の知識も大学で学んでいたため、医療機器を導入する際の収支予測もシミュレーションすることができ、大学での学びが多くの業務で役立つことを実感しました。所属したゼミでは、ゲーム理論という経済学の一分野の専門書を読んだことが印象に残っています。自分の利益だけでなく、相手の行動を読み込んだうえで最も自分の利益を高める行動を考えるという戦略的な考え方は、客観的に物事を見る目が養われ、今の業務にも役立っているように思います。

勤務先坂出市立病院※2015年度時点

香川県立善通寺第一高等学校 出身

医療経営学科 2012年度卒業

田岡 実紗さん

患者さんの状況など、医師や看護師などに 伝わりやすい情報のまとめ方を追求したい。

医師や看護師が書いたカルテなどをもとに、患者さんが退院する際の要約をデータベース上の病歴システムで管理しています。医療系総合大学の広国大では、人体構造などについてもしっかり学べ、また、医療用語の略語も勉強できるので、現場でもその知識は活かされています。今後、さらに経験や知識を磨き、医師や看護師など相手に伝わりやすい情報のまとめ方など追求していきたいと思います。

勤務先日本赤十字社 京都府支部 京都第二赤十字病院※2015年度時点

清水ヶ丘高等学校 出身

医療経営学科 2011年度卒業

平野 恵子さん

医師や他職種の人とのかかわりを通し、
コミュニケーションの大切さを実感しています。

退院する患者さんのカルテや書類の情報を、活用しやすいようにデータベースにとりまとめ、管理しています。過去のカルテの貸出やデータの抽出を頼まれるなど、医師や他職種の人とかかわることも多く、コミュニケーションの大切さを実感しています。大学でデータの扱い方だけでなく、医療についても広く学べたことが、仕事に役立っています。

勤務先日本赤十字社 広島県支部 広島赤十字・原爆病院※2015年度時点

広島市立美鈴が丘高等学校 出身

医療経営学科 2009年度卒業

和田 愛子さん

入院受付を主に、レセプトの払戻・査定・再請求についてや、DPCの仕事に携わっています。また在学中に取得したメディカルクラークや診療情報管理しについての知識が現場で役立っています。これからは医療事務の知識を深めるだけでなく、日本赤十字社という恵まれた環境を活かし、自分自身も成長し、血液事業や国際救援事業などにも携わっていきたいです。

勤務先独立行政法人 国立病院機構 広島西医療センター※2015年度時点

医療経営学科 2005年度卒業

岡田 道江さん

カルテなどの診療情報は、医療現場だけでなく病院経営に欠かせない重要な情報であり、管理責任は重く、やりがいのある仕事です。患者さんを第一に考え、部署間でスムーズに物事を進められるように行動し、他の専門職への理解とコミュニケーションを取りやすい環境づくりを常に心がけています。スムーズに仕事を進めるためには各部署とのコミュニケーションが不可欠です。

勤務先国家公務員共済組合連合会 虎の門病院※2015年度時点

医療経営学科 2001年度卒業

川越 陽一さん

医事課保健係として、診療報酬のとりまとめや医師が活用するシステム関係の設定を行っています。収支を管理するこの仕事は、いわば病院経営の土台。経営力や企画力も試されるので、やりがいがあります。在学中に、経営的な視点で医療業界全体の流れを学べたこと。卒業後、医療現場で働くOBと学部を超えたネットワークができたこと。どちらも、今の仕事の支えになっています。

企業~医療に関わる企業で活躍~

勤務先デロイトトーマツコンサルティング

経営戦略やマーケティング業務を中心に多様なコンサルティング・サービスを提供する、世界最大級の経営コンサルティング企業

医療経営学科 2019年度卒業

五十畑 剛さん

大学時代はいろいろなことにチャレンジしてきました。
様々な挑戦を後押ししてくれる環境が魅力です。

在学時は、興味関心の赴くままに行動していました。サークルを立ち上げ、広島の特産品を企業とタイアップし、商品化し、販売したり、学会で地方におけるメディカルツーリズムの実現をテーマに研究発表を行いました。また、大学3年次は、文部科学省主催の留学プログラムにおいて、紅茶の国スリランカにおける日本茶ビジネスを展開。大学4年次は、東京のベンチャー企業において、国内外の事業支援を実施など、どれも貴重な経験となりました。広島国際大学は、これからの社会で重要となる医療という専門分野を学べることはもちろんのこと、個人の志向性によって、様々な挑戦ができる環境が、強みである考えています。大学1年次に語学研修制度、大学3年次に海外研修制度を活用させていただいたことで、様々なチャンスに恵まれました。与えられた環境を最大限に活かし、社会人で活躍するための準備をして欲しいです。

勤務先株式会社エバルス

広島県立五日市高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

田中 里加子さん

実際に社会に出てみて、大学時代から多職種連携について学べる実践的な教育が魅力だと思いました。

MS(マーケティング・スペシャリスト)と呼ばれる、医薬品卸での営業職を担当しています。診療所や薬局などの医療機関を定期的に訪問し、医薬品の受注や配達、供給の案内などを主に行っています。また、新薬の紹介や製薬会社が開催する講演会の案内をしたり、薬価改定の際は、商品の価格見直しについて担当先と価格交渉をしたりしています。最近は医薬品だけではなく、検査キットなどの試薬やマスクなどの消耗品、医療機器など幅広く案内をしています。MSの仕事をしていて感じたことは、医薬品以外の消耗品などの商品を案内する際に、看護師や薬剤師などの医師以外の方々のニーズを理解することがとても重要ということでした。ニーズを知るためには各職種の方々がどこでどんな役割を果たしているのかを理解しなければなりません。医療経営学科では、講義や病院実習で様々な職種について知る機会があってよかったと思っています。地域連携やチーム医療など、繋がりが欠かせない医療業界ですが、実際に多職種について学ぶことができる大学や学科は全国的にも少ないと思います。

勤務先株式会社エラン

私立比治山女子高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

藤井 瑞希さん

先生との距離が近く、親身になって指導してくれるところが一番の魅力だと思います。

病院に入院されている患者さまが”手ぶらで入退院”できるよう、入院時に必要な身の回りの品(タオル・衣類・日用品 等)をレンタルできる「CSセット」の提案の営業をしています。「CSセット」の提供による、施設の経費削減や新たな保険外収入の確保・日々の業務改善についてのコンサルティング業務を担当しています。広島国際大学は、教授と学生の距離がとても近く、在学中は先生に本当にお世話になりました。就職活動で何か不安や悩みがあったとき、先生が親身になって適切に指導して下さり、就職活動をしていくなかでとても心強く、私も第1希望の現在の会社に就職することができました。先生方からのフォロー体制がとにかくしっかりしているところが、広島国際大学、そして医療経営学科の最大のオススメポイントです!

勤務先株式会社ヨシダ

広島県立五日市高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

芳中 優助さん

医療+経営学の専門知識が就職活動で役立ったと思います。

歯科医療機器の営業をしています。主に保険請求の際に用いるレセプトコンピューターの販売や、開業した歯科医院や既存の歯科医院にレセプトコンピューターの使い方を説明したり、保険請求に関する様々な相談に乗り、歯科医院の運営についてコンサルテーション業務を行っています。歯科医療は、近年様々な疾病の予防という観点で注目されている業界なので、多く人にも興味を持ってもらいたいと思います。 3年次の実習で、2週間の病院実習の経験が特に印象に残っています。企業に就職する上で病院の実習は役に立たないと思っていましたが、病院実習で経験した保険請求の事務や、医療券や高額療養費などの知識は、現在の職場でもとても役に立っています。 医療経営学科は、医療に特化した経営学を学べる全国でも珍しい学科なので、就職活動で医療系の企業を希望する人にとっては非常に有利だ感じました。

勤務先株式会社カワニシ

広島県立可部高等学校 出身

医療経営学科 2017年度卒業

寺沢 築さん

ゼミの先輩後輩のつながりが深いため、就職活動の際も教えてもらうことが多かったことが何より役に立ちました。

医療機器や医療の現場で使う材料を、病院へ販売しています。保守管理や手術で使用するような医療機器や材料では、手術にも立ち会い、医療機器の管理もします。単に販売して終わりではなく、販売を通して医療の運営に貢献する仕事だと実感しています。医療経営学科は、ゼミの先輩と後輩との縦の繫がりが深いことが、オススメポイントです!ゼミの先輩たちが代々、積極的にインターンシップに参加していたため、どこの企業のインターンシップが良かった、どんな印象だったのかなど、いろいろな情報を聞くことができ、就職活動を有利に運ぶことができると思います。先輩や先生方から様々な企業情報や、就職活動の仕方を身近に学ぶ環境があったことが、就職活動で何より役立ちました。

勤務先株式会社健康保険医療情報総合研究所

医療経営学科 2016年度卒業

菅原 侑輝さん

『医療』と『情報・経済』が両方学べる
全国的に見てもかなりユニークな学科です。

クライアントから頂いた診療実績データを調査・分析を行うことで、クライアントの事業における最適な意思決定を支援しています。一口に「データ分析」と言葉にするのは簡単ですが、その内容は「データ構造の理解」・「データの整合性の検証」・「データクリーニング」・「より核心に触れた集計視点の提供」など多岐に渡ります。特に自分が担当している診療実績データは分析する事を主目的として作られているデータ構造ではないので、より効果的な分析方法を見つける発想力や算出された数字の意味を臨床的に解釈する理解力が求められます。非常に難解で厳密性が求められる仕事で日々精進の毎日ですが、仕事の成果が社会に大きな影響を与えられる現在の仕事に大変やりがいを感じて楽しく過ごしています。「哲学」と専門科目の「医療経済学」の二つが特に印象に残った授業です。「哲学」は、人間の認知の様や学問の歴史を体系的に理解するいい機会を与えて頂きました。授業を通してより多角的な視点で物事を考える癖がついたと思います。また、物事の考え方をこの授業で学んだことによって、他の授業での気づきや理解が深まったと感じています。「医療経済学」は、日本の医療業界についてより広い視点で理解することが出来ました。この授業により、現在の医療政策の意思決定がどのようなプロセスや動機で行われているのかを知ったことが、現在のデータ分析業務に間接的ながら役立っています。また、なにより新卒採用時の就活戦略を考える上でもかなり参考になる情報が多かったです。「医療」と「情報・経営」の視点を両方学べるという点では全国的に見てもかなりユニークな学科だとは思います。大学で学んだ「統計学的な知識」、「情報科学的な知識」、「医療制度に関する知識」等が今の仕事に全て役立っているのは個人的に感慨深いものがあります。もちろん自分の例はかなり特殊で、「統計学的な知識だけ」、「情報学的な知識だけ」が仕事に役立っている卒業生の方が多いと思います。しかし、大学時代に色々幅広く学べるという事は、その分色々な業界に挑戦する機会が増える事でもあります。「この知識は自分の将来必要ないんじゃないか……」なんて思わずに、せっかくなんで色々と楽しんで学ぶことが後の将来につながることだと思っています。

勤務先ティーエスアルフレッサ株式会社

広島県立五日市高等学校 出身

医療経営学科 2016年度卒業

河崎 佑太郎さん

社会に出てから感じた医療経営学科学びの『実践力』

整形外科の医療機器を専門として、主に病院の医師の先生方に対して機器の説明、販売を行っています。具体的には、膝・股関節の痛みや骨折などによって関節を人工関節にするにあたり必要となるインプラントを主に取り扱っています。手術がスムーズに行われるよう医師の先生方と打ち合わせを行い、機器の準備をし、手術にも立ち会います。手術中には、様々な製品の使い方などを、医師や看護師に伝えたりしています。大学時代は勉強も大切ですが、自由に遊べる最後の期間だと思います。私は、大学生ならではの長期の夏休みの時間を使って、バイクで友人と2人で日本一周をしました。社会人になって働き始めたら絶対にできないことや、周りの友人がまずやらないようなことを、学生時代の思い出作りとして積極的に動いていました。社会(医療業界)に出て感じたことは、大学での学びの『実践力』です。医療の現場で知らなければならない専門用語や日本の医療制度などを大学の授業で当然のように学んでいるので、最初から戸惑うことなく仕事を始めることができました。知っているのと知らないとでは、とても大きな差になっていたと思います。また、大学の先生が一人一人に親身になって大学生活や就職活動をアドバイスして頂けるため、就職活動時も不安なく、スムーズに進めることができました。

勤務先株式会社広島銀行

広島県立広島商業高等学校 出身

医療経営学科 2016年度卒業

川口 夕樺さん

お客様の話を丁寧に聞き取り、最適な方法をご案内しています。

現在はローンなどの相談・受付の業務を通して、地域の皆さまの暮らしの応援をしています。お客様の話をじっくりと聞き取り、その方の将来設計に合った商品をご案内するように心がけています。社会全体の仕組みや法律・行政について学ぶことで、「借りる」だけでなく、「貯める・増やす」まで視野に入れ、ご提案の幅を広げることができます。地域独自の精度や課題などもあるため、地域への理解や想いも重要です。

勤務先KDDI株式会社 2018年3月現在

広島市立舟入高等学校 出身

医療経営学科 2015年度卒業

溝上 夏乃さん

先生が親身になってサポートしてくれたため、就職活動を乗り切ることができました。

auショップ運営をしている代理店様への営業をしています。 全国のauショップ運営はほとんど代理店様へ委託をしています。auユーザーに様々なサービスを提供するため、そして代理店様の利益を上げるため、どのような販売手法が良いか考えながら提案するのが主な仕事です。言わば、auショップのコンサルタントのような業務です。 いまの私の仕事に医療は関係ありませんが、通信は医療と同じく人々の生活になくてはならないものですし、オンライン診療や遠隔医療など、医療と通信の重なりは増えつつあり、医療経営学科での多くの勉強は今でも印象に残っています。 先生と生徒の距離が近く、コミュニケーションがとりやすいことが学科のオススメポイントだと思います。就職活動中は苦しい事が多かったのですが、先生が親身になって相談に乗って下さいました。就職活動をゼミの先生に二人三脚でサポートして頂いたため、第一志望だった企業に就職できたのだと思います。文字通り「親身」になって先生が力になってくれたのが、本当に心強かったと感じています。

勤務先株式会社サンキ

崇徳高等学校 出身

医療経営学科 2015年度卒業

出廣 光さん

先生との距離が近く、授業も就職活動も安心して取り組むことができました。

地域の人々が、健やかに快適に生活を送れるように医療機関や保険薬局に適切な医薬品などの提案・販売活動を行うルート営業をしています。また、新薬などの医薬品情報、医療行政の動向、経営に関する情報の収集・提供も大切な仕事です。大学時代に所属していたアルバイト先では、人間性の成長を最重要とし、一企業の様なしっかりとした職場で、いろいろな年代の方と関わりながら、ヒト一人一人との接し方、伝え方、教え方、学びに対する姿勢・考え方、色々なものを吸収できました。アルバイトといっても、ただのお小遣い稼ぎと考えるか、学びの場と考えるかの違いで、大きな成長の場になり得ます。大学を卒業してからも、先生方から連絡を頂いたり、繋がりを大切にする良い先生方ばかりだったと感じています。授業に関しても、就職活動に関しても、毎日フォローして頂いていたので非常に感謝しています。

勤務先アストラゼネカ株式会社

広島県立呉昭和高等学校 出身

医療経営学科 2014年度卒業

西尾 龍也さん

病院の先生方を通じ、患者様を応援できる仕事です。

外資系の製薬会社でMRをしています。製薬会社の窓口として、医者や薬剤師等に対し、医薬品の情報を提供するのが私の仕事です。自社製品や薬・医療への専門知識はもちろん、営業職のようなビジネススキルも必須になるので、大学で医療を軸に経営学や統計学、ITスキルなど幅広い学びを経験できたことが非常に役立っています。

勤務先日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

広島県立観音高等学校 出身

医療経営学科 2014年度卒業

前田 勇真さん

「医療×経営」というコンセプトの中で、
良いとこ取りができる学問だと強く感じます。

MR(医薬情報担当者)として、主に難病と言われる疾患領域の薬剤について、医師の先生方に情報提供をしています。世の中には未だ有効な治療薬の乏しい病気で苦しんでいる方が多くいらっしゃいます。早期発見・早期診断ができれば助かる場合も多いのですが、そういった難病は特徴的な症状が無く見つかりづらく、見つかった時には残念ながら手の施しようがない状況の場合が多いのが現状です。そんな疾患の啓発と専門医への患者誘導を中心とする大変やりがいのある仕事に従事しています。大学での講義や演習のなかでも、診療報酬に関わる演習や病院実習で体験し、学んだ知識は今の仕事でも活かされています。医療経営・医療経済という視点から世の中を観察することは、医師と接する中で信頼構築につながることも多く、本当に学んで良かった学びです。医療にかかわる仕事はたくさんあります。医療経営学科は、医療に総合的に関わることができる学びですので、将来の可能性を大きく広げることができると思います。

勤務先ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社※2020年度時点

医療経営学科 2012年度卒業

上中田 藍さん

大学で身に付けた専門性が、ビジネスで自分を成長させてくれる大きな力になっています。

MR=医薬情報担当者を知ったのは、大学3年次でのゼミがきっかけでした。医師等に向けた医薬品の情報提供を担当する仕事に興味を持ち、外資系の医薬品開発、製造販売会社に就職。入社以来、MRとして営業を担当しています。入社当時、薬剤師のような専門的な薬の知識はありませんでしたが、一方で、病院システム、医療問題を取り巻く環境など、医療経営学科で身に付けた学びは応用の利くことばかりです。現場では、病院の先生方とコミュニケーションをとることが多いので、医療にまつわる周辺知識があることは大きなメリットです。今後は、会社のミッションにもある「深刻な病気を抱える患者さんを助けるための革新的な医薬品を開発し、提供する」ことに役立てる、MRとしての成長を積み上げていきたいです。

勤務先株式会社広島銀行※2015年度時点

広島県立広島商業高等学校 出身

医療経営学科 2012年度卒業

河原 真理さん

簿記を活かせる仕事に就きたくて、進路を決めました。入行後2年間の窓口担当を経て、4月からはマネーコンサルタントに。お客さまの大切な資産運用を担う仕事ですが、相談内容はライフプラン全般にわたり、保険や年金など幅広い知識が求められます。将来は医学経営学の学びを活かし、病院の建て替えをはじめとする医療分野の融資に携わりたいと思います。

勤務先株式会社システム環境研究所※2015年度時点

医療経営学科 2002年度卒業

青木 教之さん

病院の経営・運営のコンサルタントとして、病院の建て替えの際に今後も医療を継続できるよう、総合的な視点でお手伝いしています。「広く地域の医療をとらえ、自分の頭で考え、数字は正確に」ということを大学で教え込まれたのが、今役立っています。地域や住む人とのかかわりから、病院のあるべき姿を模索するよう心がけています。

勤務先日立メディカルコンピュータ株式会社※2015年度時点

医療経営学科 2002年度卒業

松野 純さん

電子カルテなどの販売・保守をしています。診療所の新規開業時におけるIT化では、お客さまにとってのメリットを常に考えながらプレゼンテーションをします。その結果、受注を得て、さらにシステム導入後に感謝された時は、大変やりがいを感じます。この営業経験を活かし、将来はシステム開発などにも携わりたいと考えています。営業経験を活かし、将来はシステムの開発に携わりたいと思っています。

行政~行政で医療福祉をサポート~

勤務先佐用町役場※2015年度時点

医療経営学科 2014年度卒業

松坂 美貴さん

人を思う気持ちを大切に、
ふるさとで地域貢献をしていきたい。

町内の小中学校の事務業務の取りまとめ、学校の予算管理、児童生徒の就学に関する事務など業務内容は多岐にわたりますが、広国大で学んだ経営学などの学びが役立っています。また、医療人としての人を思う気持ちも社会人として大切だと改めて実感しています。ふるさと佐用町の発展に向けた活動のお手伝いができるよう、在学中に研究した「各自治体のSNSの活用法」の知識を活かし、役場と住民がコミュニケーションが取れるシステムを考えていきたいと思います。

勤務先廿日市市役所※2015年度時点

医療経営学科 2004年度卒業

西尾 和彦さん

保険課に所属し、健康保険や年金などの手続きを担当しています。窓口で「病院のことがよくわかっている人で良かった」と安心していただけると、医療経営学の知識や病院事務の経験が活きていると実感します。広国大では、いろいろな場所で実習する機会があり、物事を多角的に見られるようになりました。これからも、制度を使う市民の目線で地域のお役に立ちたいと思います。

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