学部長メッセージ

Message


学部長メッセージ

地域を活かし、いのちを支える。
食の力で世界をリードする管理栄養士に。

学部長 八木 典子

 管理栄養士は、健康の維持・増進、疾病予防・回復を「食」を通してマネジメントするプロフェッショナルです。現代社会では、疾病の複雑化、重症化、長期化が大きな問題となっています。また、超高齢社会を迎えて、認知症、要介護者も増加し、それに伴う生活の質(QOL)の低下も大きな問題です。これらの問題を改善するために、体の基礎をつくる食の力を引き出すことが求められ、専門家である管理栄養士の役割が重要となっています。

 一方、糖尿病や高血圧症といった病気と生涯付き合う時代、病院のみでの対応が困難となり、家庭での看護、介護を余儀なくされる状況にあります。このような中、従来の病院内のみで栄養管理を行っている管理栄養士ではなく、家庭そして福祉施設等も含めて、幅広く地域で栄養マネジメントができる管理栄養士が求められています。医療・看護・福祉等の専門家と連携し、栄養管理、「食」の指導を行うことのできる力が必要な時代です。

 本学では、栄養学、食品学の専門知識に加え、医学と薬学の基礎知識を修得することができ、より専門的な栄養管理ができる力が身につきます。また、ライフステージや病態に応じた栄養管理、指導の知識・方法などを学び、実践の場で応用できる力を付け、地域で活躍できる管理栄養士を養成します。さらに、健康・医療・福祉の総合大学として特色のある本学で学ぶ強みは、入学直後から始まる専門職連携教育です。医療系のあらゆる専門職を養成している大学ならではの学部を超えた教育内容は、幅広い栄養マネジメントのできる管理栄養士養成の基盤となります。1年次9月には、専門職連携教育で学んだ知識を現場で確認するための早期体験学習を設定。学修を通して現場でのプロフェッショナルな対応力を学び、他の専門職との関わりも体で感じることができます。さらに、教育の質を担保するために、1年次から個々人に対応した専門科目弱点強化のための補講等、細かな個別指導、集団指導を行っています。本学で学び、日本、いや世界をリードする管理栄養士を目指しませんか。

学部長
八木 典子


教育理念

ディプロマ・ポリシー

卒業までに身につけてほしい学士力を以下のように定めています。

  • 1)管理栄養士としての強い使命感と責任感を持つとともに、豊かな人間性と高い倫理観を身につける。
  • 2)専門的な医療技術に対応できる知識と技能を身につけ、総合的な健康管理のできる管理栄養士として医療現場で活躍できる。  
  • 3)医療現場で必要とされるコミュニケーション能力を身につけ、「いのちのそばに、ひととともに」を共有するチーム医療に貢献できる。 
  • 4)地域社会のさまざまな問題について、専門的な立場から食に関する適切な情報提供と対応ができる。  
  • 5)将来にわたって自己研鑽できる力と自らの考えを発信できる力を身につけ、食生活の改善に貢献できる。

カリキュラム・ポリシー

『食』を科学的に学び、『食の力』で健康の維持・増進を図る担い手である管理栄養士の養成をめざすとともに、既存学部における健康・医療・福祉分野での教育・実習の実績を活かしながら、他学部・他学科あるいは地域社会と連携した独自のカリキュラムを展開することで、医療人として高度な専門的知識や技能のみならず、高い倫理観を備え豊かな人間性を持った「管理栄養士」の養成を実現します。この目的を達成するために以下のカリキュラムを編成します。

1

医療人育成に向けた共通教育科目および専門教育への導入を目的とする基礎教育

共通教育科目では個々の豊かな人間性を育み、さらに入学早期から専門職としての管理栄養士に対する意識付け教育を実践します。この分野には、「チュートリアル」、「管理栄養士概論」、「早期体験学習」および「臨床医学概論(医療倫理)」を配置して実際の現場を体験しながら管理栄養士としての心構えを学び、さらに、多職種との専門職連携教育(IPE)をカリキュラムに配置することでコミュニケーション能力を養いながら管理栄養士の役割ならびに他の職種を理解する力を育みます。

2

管理栄養士としての知識と技能を育成する専門教育

専門的な知識の十分な理解を図るため、専門基礎分野に「生物有機化学」「栄養化学実験」を追加し、有機化学の理解を深めるとともに、「調理学」に関連する実習を3単位として調理科学的理解を深める工夫をしています。専門応用分野では、「臨床栄養学」分野の「医療・福祉・介護と栄養ケア」「栄養ケア技術実習」「疾病別栄養管理実習」で医師、看護、福祉分野教員とのオムニバス教育を取り入れ、社会的ニーズに対応できる質の高い管理栄養士教育をめざします。 

3

社会をリードする人材を育成する教育

高齢化、疾病の複雑化・重症化が進行する中、薬の知識や介護・福祉の知識を取り入れた管理栄養士教育が必要となっています。そこで、専門基礎分野に「感染症とその薬」の科目を追加し、管理栄養士専門科目の外に「食医特論」分野を設けています。この分野には「栄養薬学」「薬食同源思想」「薬膳実習」の薬と栄養の知識の融合をめざす科目と「食医養生論」「在宅栄養管理・食の力開発論」「ソーシャルマーケティング論」の介護・福祉との連携教育科目を設定しています。4年次では、総合専門演習や専門職連携演習を配置し、科目別で学修した専門知識を大局的な視点で理解できるようにしています。 

アドミッション・ポリシー

「食」に興味を持ち、「食の力」で人々の健康維持・増進、病気の予防、病気の改善を図り、健康、医療、福祉、介護の幅広い分野で活躍したい人を歓迎します。

入学前に修得が望まれる知識・力

  • 管理栄養士に興味を持ち、その専門的な知識の修得に意欲があること。
  • ひとの健康を願い、またひととのコミュニケーション力向上に取り組めること。
  • 文章を的確に理解し、論理的な構成に基づいた文章の作成ができる力があること。
  • 基礎的な数的処理能力および自然科学の知識があること。
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