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2025年12月24日
2025年12月10日(水)健康科学部の「スポーツエンターテイメント演習」履修学生25名が、株式会社広島東洋カープを訪問しました。本演習では、広島東洋カープの本拠地であるマツダスタジアムを題材に、学生がグループごとに新たな観戦価値を創造する企画を検討しました。
株式会社広島東洋カープの職員の方による講演会では、野球を通じて地域活性化を目指す企業の社会的役割や地域密着型の取り組みについて、実例を交えて学ぶ貴重な機会となりました。

📘演習テーマ学生は以下の3つのテーマから着想を広げ、独自のアイデアを企画としてまとめました。
① マツダスタジアムの新座席を考える既存の多様な座席(砂かぶり席、寝ソベリア席、テラス席など)を踏まえつつ、まだ導入されていない新しい観戦体験を創出する座席を企画。コンセプト設定、ターゲット層、価格帯までを含めた実践的な内容となりました。
② 来場者アップのための施策を考える過去のイベントや来場促進策(雨天対策や屋根下座席の工夫など)と重複しないよう、学生ならではの視点で新たなイベントや来場者プレゼントを提案。 地域性やファン層の多様化を意識した企画が多く見られました。
③ カープファンを増やすアイデアを考える球団の既存施策や球場の特徴(開放感のある構造や多様な席種)を参考にしながら、若年層・県外層・ライト層に向けたファン拡大策を検討。 SNS活用、体験型コンテンツ、地域連携など、学生らしい柔軟な発想が盛り込まれました。
🎤発表会の様子学生は3〜5名の7グループに分かれ、各グループが約3分間のプレゼンテーションを実施。 短時間ながら、企画の背景、ターゲット設定、期待される効果まで整理された発表が多く、活発な質疑応答も行われました。

💬学生の学び本演習を通じて、学生は以下の力を身につけました。
スポーツビジネスにおける「観戦価値」の捉え方既存施策を調査し、重複を避けながら新しい価値を生み出す企画力限られた時間で伝えるプレゼンテーション力グループで協働し、アイデアを形にするプロセスの重要性スポーツを「観る」だけでなく、「創る」側の視点を体験する貴重な機会となりました。
マツダスタジアムという地域に根ざしたスポーツ施設を題材に、学生が主体的に企画を立案することで、スポーツエンターテイメントの可能性を多角的に学ぶことができました。
地域社会との関係性の重要性について理解を深め、今後の学びやキャリア形成に活かしていくことが期待されます。このような貴重な機会を提供いただいた株式会社広島東洋カープの皆様に心より感謝申し上げます。