ニュース&トピックス

【科目名のない授業】
プロジェクトリーダーの引継ぎを行いました。

2021年2月8日

2020年2月29日 全世界同時開催 希少難病の日を機にこの難病プロジェクトをスタートさせました。

本プロジェクトは難病患者および本学部の学生との交流を図り、広島難病団体連絡協議会が主催するあらゆる活動へ参加するとともに、患者・家族が抱える諸問題(暮らし、医療、制度等)をともに考え、難病に対する理解を深めていきます。
また、学生ら自らがイベントを企画すること、既存の福祉サービスではできない支援を提案し、手の届く支援者として存在することで啓発活動等にも取り組んでいくことを目指しています。また、このプロジェクトは第2構想として、2021年度より医療機関や訪問看護ステーションと連携し、独自の支援を展開できるよう進めています。
このプロジェクトリーダーである森田帆南さん(医療福祉学専攻4年次)と次年度リーダーとなる浅香弥音さん(医療福祉学専攻3年次)によって引継ぎがおこなわれました。

難病プロジェクトを動かした森田さんの思いが次へとバトンタッチされます。

森田さん:
このプロジェクトでは医療機関での実習を踏まえ、様々な当事者の方と一緒にイベントを企画し、ともに過ごす中で難病患者さんが抱える思いや生活のしずらさを理解すること、またそれらを行う中で同時に社会に対しても啓発ができるのではと考えました。新型肺炎の影響で実行が延期になったものの、難病カフェにも何度か参加し、当事者の思いや意見を聞きました。難病であると申告されたとき、「死にたくなった」、「何もする気になれなかった」、「限りある中でやりたいことをやる!」、「逆に元気が湧いた」と発言されていました。難病と診断された時の心情、日常生活を営む上での悩み、生活課題を理解し、貴重な体験ができました。難病という一括りであっても、病気についての捉え方、一人ひとりの人生の歩み方について学び、価値観の違いを認め合う必要性を感じました。プロジェクトで得た経験や知識を活かして医療ソーシャルワーカーとなり、患者さんの求めるニーズに懸命にこたえていきたいと思います。

浅香さん:
私たち学生の期間にできることは何かを考えました。まずはSNSから難病を知ってもらうことを考えています。今はInstagramを見ていても、どの投稿も前向きなコメントを書いている人が多く見られました。入院や通院が多く、私たちが日頃していることがまだできていないことに気付きました。難病プロジェクトの活動をするにあたり、初めておこなうことのお手伝い、誕生日、ショッピング、メイクなど一つ一つの活動をすべての記念日として捉えることで、何かの思い出となるような活動を目指していきたいと思います。

左:森田帆南さん(2020年 現リーダー) 右:浅香弥音さん(2021年リーダー)

プロジェクトに参加していただく経験豊富な訪問看護師との打ち合わせもおこないました。
新たな仲間とともに取り組んでいきます!

健康科学部 医療福祉学科 難病プロジェクト

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