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近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の特別講義を医療福祉学科で実施。

2023年8月3日

7月31日(月)医療福祉学科2年次対象に高齢者や障害者のみならず多様な人々のための次世代の移動手段、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」からこれからの社会課題を考える特別講義を実施しました。

WHILL株式会社の新免那月(しんめん なつき)氏の講話

 

最初に「WHILL(ウィル)」の販売を取り扱うネッツトヨタ広島の奥原宏一郎(おくはらこういちろう)社長よりお話がありました。

奥原社長は、2020年まで医師として勤務されており、

「車いすの衛生面に常に懸念を持っていた。また、車いすで生活する人は外出が減ることも知っていた。WHILLを初めて見た時にかっこいい!と思った。衛生面も不安がなく、このモビリティを通じて笑顔を広げ、外出することへの心のバリアフリーを実現したい。」とお話しされました。

 

続いて、「WHILL(ウィル)」を開発・生産するWHILL株式会社の広報担当である新免那月(しんめん なつき)氏より、

「社会には中長距離の移動をカバーする手段は沢山あるが、歩行圏内をカバーする移動手段が少ない。歩行に困難を感じていても車いすを使うことを躊躇する人が沢山いる。外出が減ると外出が億劫になり、さらに外出が減る。この悪循環をWHILL(ウィル)により解消していきたい。外出は人を前向きにし、その変化が社会を変える。」とお話しされました。

 

講話後は実際に乗車体験を実施

 

授業に参加した、医療福祉学科2年大澤美奈さんは、

「広島は車での移動が多いが、バスやタクシーなどがないことも多い。乗車体験などで(WHILLを)もっと知る機会があれば良いと思う。」と話してくれました。

 

この授業は、“近距離モビリティを通じて笑顔を広げる”ことで社会変革をめざすWHILL株式会社とネッツトヨタ広島からの提案に学科が賛同し実現した授業です。企画した医療福祉学科の岡本学科長は、「将来を支える学生達にとって新しい気付きを得るきっかけとなれば→将来、人々のウエルビーイングを支える学生たちにとって、今日の学びと体験は新たな気づきを得るきっかけとなり、きっとこれから何度となく思い出し活用してくれるはず」と話してくれました。

 

医療福祉学科

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