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第12回健康レシピコンテスト 「パリ2024オリンピックパラリンピック スポーツ応援レシピ」受賞作品が決定!!

2024年11月7日

2024年7月1日(月)~9月6日(金)で募集しておりました、高校生対象の第12回健康レシピコンテスト「パリ2024オリンピックパラリンピック スポーツ応援レシピ」は33校、719作品の応募がありました。今年の夏に開催されたオリンピック・パラリンピックで応援したい選手の国や地域の食文化を取り入れたレシピに取り組み、ご応募いただきました生徒の皆さん、たくさんのオリジナリティあふれるレシピ、誠にありがとうございました!また、生徒の皆さんのチャレンジを後押ししてくださった先生方にも、厚く御礼申し上げます。

10月25日(金)に行った最終審査には、教職員15名、学科代表学生3名の審査員のほか、ゲスト審査員として、株式会社広島ドラゴンフライズ 代表取締役社長 浦伸嘉様、マツダスカイアクティブズ広島 中村悠人選手、大内錬選手、ANAクラウンプラザホテル広島「フリュティエ」シニアシェフの横山 正様、マイライフ株式会社 カフェ事業部の柚原 朋恵様、JAひろしま 呉地域総務管理課の折手 桂司郎様をお招きし、厳正なる審査により各賞が選ばれましたので、受賞作品をご紹介いたします。

また、優秀なレシピを多数ご応募いただきました高等学校様には、学校賞を表彰いたします。

 

最優秀賞

「一点集中!リラックスランチ」
山田 咲花(やまだ さちか)さん(広島県立高陽東高等学校3年)

 
【メニュー】
・牛肉と鶏胸肉の米粉のピタパンサンド・チョパンサラタス風ソース添え
・手作りカッテージチーズと小松菜のマントゥ風ホエースープ
・広島レモンとカキのミディエクウァ
・ライスプリン
・ドライイチジクのコンポート
・マスカット

 
【応援したい選手(チーム)/競技種目/国名】ユフス・ディケチュ/射撃(エアピストル)/トルコ
【食文化の特徴】90%以上の人がイスラム教徒であり、豚肉は食べないが、その他の食材の肉・魚介はともに豊富である。日本と緯度が近いため、主食が米である。トルコ料理は世界三大料理の一つ。
【工夫点】トルコ料理を基準とし、身近な食材のレモンやカキ、小松菜などを使用しました。肉の他にも、豆類やカッテージチーズを使用し、多くのたんぱく質を取り込み、脂質をおさえました。甘味には、すべて疲労回復効果のあるハチミツを使用し、リラックス・集中効果を高める効果のあるいちじくやザクロを使用しました。

 
 

優秀賞

「編み物王子へ贈る ナチュラルミールセット」
山田 初花(やまだ ほのか)さん(広島県立高陽東高等学校3年)

 
【メニュー】
・パイナップルソースのローストビーフ
・温野菜カレー風味
・編み目模様のフィッシュパイ
・ベイクドトマトのグリンピーススープ
・全粒粉パントースト&シナモンリンゴジャム
・紅茶とハチミツベリーのわらび餅 ヨーグルトソース添え

 
【応援したい選手(チーム)/競技種目/国名】トーマス・デリー/男子シンクロ高飛び込み/イギリス
【食文化の特徴】海、自然に囲まれているため、肉類、乳製品、魚介が豊富で、素材を生かした健康的な料理が多く、主食という考えはあまりない。「紅茶の国」と呼ばれるほどの紅茶好きで、カレーは国民食と言えるほど国民に馴染んでいる。
【工夫点】選手の体調を考え、食材はすべて加熱。イギリスの伝統料理をベースに新しいメニューを考えました。暑い季節なので、口当たりの良い日本のわらびもちと、紅茶を融合させました。フィッシュパイは「編み物王子」トーマス・デリー選手をイメージしてデザインしました。

 
 

優秀賞

「夏と兵庫のスペシャル定食♡」
北山 蒼空(きたやま そうし)さん(神戸市立須磨翔風高等学校2年)

 
【メニュー】
・たことシラスの香味飯
・チキン南蛮
・豚汁
・合いびき肉と春雨のピリ辛炒め
・サラダ
・いちじくのパンナコッタ
・スイカとバナナ

 
【応援したい選手(チーム)/競技種目/国名】阿部一二三/柔道/日本
【食文化の特徴】一汁三菜。旬のものを使う。健康的な栄養バランス。
【工夫点】阿部選手の出身地である兵庫県の特産物であるたこや小松菜を使いました。また夏の旬であるいちじくやスイカを使用し、オリンピック中を想定したメニューにしました。

 
 

審査員特別賞

「夏も元気に!日韓ピリ辛定食」
平 弥生(ひら やよい)さん(広島県立祇園北高等学校3年)

 
【メニュー】
・麦ごはん
・夏野菜スープ
・ミョウガと納豆キムチ
・ヤンニョムカレイ
・しらたきのチャプチェ
・小松菜とりんごのおひたし
・ヨーグルトわらび餅

 
【応援したい選手(チーム)/競技種目/国名】金知秀/柔道/大韓民国
【食文化の特徴】日本と同様に米を主食とし、多様な調理法を使う。また発酵食品のキムチを家庭で作り、食べる文化がある。韓国では、おかずの種類が多く、大皿から自分の分を取って食べる。(参考:株式会社明治)
【工夫点】韓国でも定番「ヤンニョムチキン」の味付けをカレイに使用しました。また、五輪の時期に合わせて夏野菜を多く取り入れました。また、金知秀選手は日本在住なので、和食と韓国料理を融合させました。柔道で負荷のかかった身体が早く回復できるようにたんぱく質を増やしました。

 
 

審査員特別賞

「夏バテ防止!ウクライナ料理」
永井 綸(ながい りん)さん(広島県立尾道東高等学校2年)

 
【メニュー】
・丸茄子釜の茶そばグラタン
・豚肉と野菜彩々のトマトスープ
・とうもろこしと蜂蜜トースト
・洋ナシ赤ワイン煮

 
【応援したい選手(チーム)/競技種目/国名】フェンシング団体/フェンシング/ウクライナ
【食文化の特徴】ウクライナ料理はタンパク質、脂肪、炭水化物が豊富な料理が特徴であると言える。食材を煮込み、炒り、焼き、茹でるなど様々な方法で加熱することで食材の風味を高めようとしている。食材で獣肉としては、豚肉が主たるもので、小麦(パン・ケーキ)や卵やじゃがいも、とうもろこしや鰻などもよく使われている。
【工夫点】体をよく動かし、集中力も使うスポーツなのでウクライナの食文化を取り入れながら、スタミナがつく料理にしました。また、鰻は夏バテ防止にも効果的であり、夏オリンピックにぴったりだと思い、この食材を使いました。また、豚肉とうなぎとトマトにはスタミナをつける効果があるため取り入れました。

 
 

奨励賞
・「まろやかクネードリの大満足ディナー」 岩内 花瑠さん (広島県立広島井口高等学校1年)
・「頑張れイタリアAzzurre!~トマト³を添えて~」 真鍋 杏さん (広島県立広島井口高等学校1年)
・「栄養満点!金メダル!定食」 石本 翔愛さん (広島県立広島井口高等学校1年)
・「暑さに負けないヘルシー韓国料理」 野坂 朋生さん (広島県立広島井口高等学校1年)
・「心を打ち抜くトルコ料理」 井川 栞さん (広島県立広島高等学校1年)
・「故郷の料理で全力応援 乗れ!決めろ!Big WAVE」 勝田 愛結さん (広島県立総合技術高等学校2年)
・「スペイン料理」 沖津 大吾さん (広島県立安芸南高等学校1年)
・「マジン・ワ!なんちゃってアイリッシュ・ブレックファスト」 馬場 爽也香さん (学校法人進徳学園 進徳女子高等学校2年)
・「ALOHA(アロハ)」 松岡 青海さん (愛媛県立東温高等学校2年)
・「鉄分たっぷり疲労回復めし」 下倉 梨杏さん (神戸市立須磨翔風高等学校2年)
・「バレーボーラーのための定食」 佐々木 せりなさん (神戸市立須磨翔風高等学校2年)

 
 

学校賞
広島県立広島井口高等学校、広島県立安古市高等学校、広島県立総合技術高等学校、学校法人進徳学園 進徳女子高等学校、広島県立尾道東高等学校、広島県立黒瀬高等学校、広島県立高陽東高等学校、広島県立安芸南高等学校、愛媛県立東温高等学校、愛媛県立新居浜東高等学校、東京都立赤羽北桜高等学校、神戸市立須磨翔風高等学校

 
 

審査員よりコメントをいただきましたので紹介します。

ゲスト審査員

「アスリートは自分の体に入れるものが最も重要なので、コンテストのテーマとして取り組んでもらえて嬉しい。高校生のチャレンジを引き続き応援したい。」
(株式会社広島ドラゴンフライズ 代表取締役社長 浦様)

「選手への愛を感じられるメニューだった。『一点集中!リラックスランチ』は高たんぱく・低脂質。『夏と兵庫のスペシャル定食♡』は日本人として継続しやすい料理だった。これからもこのようなメニューでシーズンを乗り切っていきたい。」
(マツダスカイアクティブズ広島 中村悠人選手:写真右)
「特に『一点集中!リラックスランチ』が良かった。自分は食が細い方だが、手軽においしく食べられそうだった。」
(マツダスカイアクティブズ広島 大内錬選手:写真左)

「海外の料理や食文化など、どの作品もよく考えられており、高校生とは思えないアイデア、組合せが見られた。」
(ANAクラウンプラザホテル広島 フリュティエシニアシェフ 横山様)

「若い人たちの力を感じられる。高校生の今後を楽しみにしている。」
(マイライフ株式会社 カフェ事業部 柚原様)

「夏野菜が使用されていたが、野菜の種類を変えてアレンジできるものもありそうだ。」
(JAひろしま 呉地域 総務管理課 折手様)

 

学科代表学生審査員
「世界の食文化の幅広さを感じた。(看護学科 堀川さん)」
「工夫されたメニューが多く、選ぶのが大変だった。食文化について詳しく調べてあり、他の国のメニューも食べてみたいと思った。(薬学科 宮迫さん)」
「授業ではエネルギー、栄養計算など枠にはまったものを考えがちであるけれども、高校生が考えたメニューは斬新ですごいと思った。自分も、見た目や味で感動してもらえるように取り組んでいきたい。(医療栄養学科 児玉さん)」

 

「健康レシピコンテスト最終審査会」についてはこちら

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