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2024年12月4日
学生有志が集い大学・学科の様々な活動を広報する広国広げ隊。学科卒業後の進路選択に役立つ情報として,進路が決定した4年生に取材を行いましたので御覧ください。
【インタビュー記事】
今回インタビューする多根さんは、広島国際大学心理学科所属の4年生です。初めは大学院進学を希望されていた多根さんですが、3年生のときに色々考えた結果、卒業後は技術系の会社に就職する道を選ばれました。
今回のインタビューでは、当初選択していた進路から変更する上でどのような心境の変化がありどのようになりたいと考えたのか、他にもこれからどのような力を身につければよいかなど幅広く教えていただきました。
就職や大学院を考え始めた頃、就職の考えとして今まで自分は何かを教えてもらうとか誰かの指示で行動する「受け身」だったのが就職をすることで今度は自分が何か「行う側」になっていきなり「立場」が変わることに抵抗がありました。
そのような考えもあって大学院の説明会に参加し、内容を見たのですが大学院はとても忙しいスケジュールで自分はやっていけるのか、そこまで心理カウンセラーになりたいのかと自問自答して自分の中で心理職に対する思いが少ないと判断しました。
そう判断すると気が軽くなり、4年生で卒業して就職してもいいのではないかと思うようになりました。また就職をした後に、もう一回興味が湧いてきたら、あらためて大学院を目指すことができると知ったことも就職を選んだきっかけとしてあります。
三年生の夏から就職活動として10社ほどインターンシップや1日の職場体験の仕事体験に参加しました。きっかけが、同じゼミの人がもう夏休み前に内定が決まったことを聞いて、ヤバいと思い焦って準備を始めました。
重要なのはやっぱりコミュニケーション。就職の試験に面接がないところはほぼありません。その場で適切なコミュニケーションをできる方が内定をもらいやすいと思いました。
しかも、入社後も常にだれかと一緒に仕事をすることになると思います。その時もお互いに意思疎通を取りながら、足並み揃えて仕事をすることが重要になると思います。
最初は本当にこの選択でいいのかなっていうのは不安になりました。でも、それ以上に文系である自分が技術系の就職に挑戦できるってところに正直、喜びを感じました。
自分の就職先は、心理とはだいぶかけ離れた技術系になります。それなので、技術系の職場で、専門的な知識をたくさん身につけて、その現場の第一線でしっかり活躍できる、それこそ先輩になったら後輩にもちゃんと指導できる、憧れの対象になりたいです。
大学は良くも悪くも選択肢がたくさんあります。これになりたいという決断をビシッと下すこともよいですが大学生活の中で少しずつ進路を決めるのでも全然遅くないと思います。それでも、就職と大学院進学のどちらにも転んでいいように、どちらにも対応ができるベースを作ることが大切です。
取材者 広国広げ隊